2021.02.12 INFO
低コストで簡単導入できる検温アラームシステム(KS-Compact)をご紹介
昨今の新型コロナウィルスの感染防止対策として手洗い・うがいの徹底をはじめ、ソーシャルディスタンスの確保や【3密】の回避、徹底的な消毒や除菌グッズの増加等様々な対策が講じられています。
その中でも、特に企業や公共施設で重点を置いて実施しているのが【検温】です。
これには様々な理由がありますが、まず【高体温者を施設内に入場させない】というのがメインでしょう。もちろん体温はその人の体質や、運動の前後で大きく変わってきますが、人間の体温の平均は36.5℃前後。
そして37.0℃以上の人へのアラート設定が多くみられます。
それは、新型コロナウィルスの特徴として【37.5℃以上の熱が継続的に見られた場合】
という観点から、この体温設定にされているのでしょう。
ですが、それは検温機器によって個々に【誤差】が生じやすい物です。
私の友人の職場でも実際に非接触型の検温機器を導入しましたが、例えば屋外から室内に入ってきて、すぐに体温の計測をすると【34.0~35.0℃】の間と、とても人間の体温とは思えない数字が当たり前に出てきます。
そして外気と内気の温度差が大きかったり、あまりにも気温が低いと機械自体がしっかりと読み取れない事もありますし、人間の皮膚だって冷たくなっている状態です。
ですが、現在の検温器の進化はめまぐるしい物です。
今回はそんな検温器の中から、今注目されている【低価格でコンパクト、更に高性能】というものをご紹介します。
もちろん企業や使う場所によっては【こんなにコストをかけられない】という声も多いと思いますが、感染防止対策への精度という風に見ると、ハンディタイプの非接触型検温機器よりも優れ、モニターが別途のサーマルカメラタイプよりもコンパクトで、そのサーマルカメラタイプと同等の性能ということを考えながら見て頂ければ幸いです。
KS-Compactとは
タイトルにある通り、今回はこの【KS-Compact】をご紹介します。
この検温機器の特徴はこの様なものになります。
①検温時間がわずか0.5秒
②検温誤差が±0.3℃内
③発熱者を確認した場合、警報とランプで視覚、聴覚での確認が可能
④低価格を実現し、導入しやすい
⑤不要な機能を一切排除したシンプル設計
⑥電子式広告媒体(サイネージ)として同時利用可能
⑦脚幅約30cmでどこでも自立して設置可能な省スペース設計
⑧自立タイプと卓上タイプの2種展開なので、使う場所に左右されない
⑨マスクを着用したままでもAIによる顔認証システムで検温可能
⑩一人一人アカウントを登録可能で、AIによる個別の検温記録が可能
というように、ハンディタイプの非接触検温器よりも検温時間も誤差も少ない事、発熱者への警告やその検温記録、使用中も使用外も広告を掲示できる機能がある事。等々様々な使用が可能となっています。
では次章でこの詳細の説明を行い、最終章では使用用途などをご紹介します。
機能別詳細
上記で掲げた10点を細かく見ていきましょう。
まず①、②、③の【検温時間がわずか0.5秒】【検温誤差が±0.3℃内】【発熱者を確認した場合、警報とランプで視覚、聴覚での確認が可能】という点です。
通常、風邪を引いた場合には脇にさすタイプの検温器が一般的でした。あれは時間も掛かりますし接触もダイレクトでしたね。そんな中で今回のコロナ感染対策として進化したのがこの【非接触】という検温機器。
ですが、最初こそどんなものでも売れたようですが、現在はこの【検温時間】がキーポイントでしょう。非接触タイプの多くは1秒程度で±0.5℃程度と非常に今まで使っていたものよりは優秀です。
まず1秒で検温できるだけで凄いと言えますし、誤差も1℃以下であれば問題なかった。
ですが、この製品は半分の時間±で0.3℃という高性能。
それだけ時間をかけないという事は、感染者と接触する可能性と時間の短縮に繋がります。
また、仮に発熱者を視覚で確認出来ない場合。
一般に『この人の体温は○○℃だ』とわかる人は中々いないでしょう。
もちろん『具合が悪そう』と見て判断の付く場合もありますが、それが発熱によるものなのか二日酔いなのか、まった別な理由なのか迄は判断が付きません。
そんな中での感染防止はやはり検温機器に委ねる他無いですよね。
そして発熱者を検知して、警報やランプによるアラートがあれば、目の見えない方でも、耳の聞こえない方でもすぐにわかりやすい物です。
次に④の低価格。
これは大きな特徴と言えます。
今回ご紹介する様な【非接触・高性能・サイネージ利用可能・自立タイプ・検温記録可能】であれば安くても1基50万~カメラの性能によって200万近くするものも多くあります。
もちろん【検温・非接触】というキーワードのみならばある程度価格を抑えることは可能ですが、記録できなかったり、その記録自体の保存期間が短かったり、モニターが無かったり等、後から『こういう機能が付いていたらよかった』と思う事が多いでしょう。
そして殆どが大企業に向けた価格設定となっています。
ですが、このKS-Compactは全ての機能をつけて価格はお手頃です。
例えば従業員100人の商業施設等で使用する場合、高価格で検温機能しかない物を使っていると、このコロナが収束した段階でただの【検温器】になってしましますが、この【KS-Compact】はそれ以外にも使用可能ですので、長く使用する事が可能です。
⑤、⑥を見てみましょう。
検温機器の主たる用途はもちろん【検温】です。
ですがそもそも何℃で警告を鳴らし、誰が何時に検温したかのログをデータとして記録したものを別なPCに移すには、カメラの明るさを変えるには、、、等、使い方が分からないまま使用している方も多いのではないでしょうか。
私たち全員が機械に強い訳ではないですし、故障したからと言ってすぐに直せるわけではないですよね。
KS-Compactは使い方も至ってシンプル
モニター部分の右下にあるマークをタップし、【何がしたいのか】を目で見てわかる8項目に分類しています。この中ではパスワードの設定やデータの同期、各アカウントの設定等も簡単に出来るようになっていますので、あまり機械慣れしていない方でも十分使える小物である事が分かります。
また、電子式広告媒体(サイネージ)としての利用も可能ですので、検温中にもオリジナルの動画を配信したり、拡販したい商品の紹介等も可能ですので、ただ検温して待っている時間を広告宣伝の時間に使えます。
もちろん静止画も動画も設定可能ですので、使用状況に合わせてお使いいただけます。
⑦と⑧は検温機器本体についてです。
この様なカメラ+モニタータイプの検温機器は通常カメラとモニターが別になっていて、全ての機器にスペースをかなり使います。この事により小さな店舗での導入が見送られたりするケースが多いようです。
ですが、このKS-Compactは幅約30cmとコンパクト設計で、自立と卓上タイプがありますので、狭い場所にも非常にマッチしています。
特に飲食店の様な、置く場所も限られやすい空間にはもってこいですね。
高さやカメラの角度も調整できますので、男性の多い場所や女性がメインの職場など、使い分けることも可能です。
最後に⑨と⑩をご紹介します。
⑨における【マスク着用有無の判断】は今までの機器では難しく、検温そのものが出来ない傾向にありました。それはカメラによる【顔認証】が出来ない事が主な原因です。
それを改善し、そもそも【マスクの着用が前提】とする事によりマスクをしたまま検温が可能になり、記録自体もマスクを着用したままの検温記録には【1】していなければ【-1】というように記録されるようになりました。
これにより、検温する際の感染防止になっています。
更に個々のアカウントを登録する事により、【誰が、いつ、どんな状況で(マスクの有無)検温したのか】というのが全てデータで確認できますので、仮に感染者が出た場合でも出退勤状況の確認がすぐに可能です。
最後に
今回ご紹介させて頂いたKS-Compactは非常に優れた非接触型の検温機器になります。もちろん企業で既に使用して頂いているところもありますが、やはり【サイネージとして使用する】という面から、飲食店や商業施設における導入が多いようです。
また、設置場所の有無で導入出来ないというデメリットを解消したことにより、より多くの企業や店舗で使用できることを考えると、このKS-Compactの導入を国内だけでなく世界に拡大させるのも大きな感染防止対策に繋がるのではないでしょうか。
KS-Compactの商品カタログと取扱説明書は下記のリンクからダウンロードできます。
また、KS-Compactを1日からレンタルできるプランも提供しております。イベントなどを開催予定のお客様は是非ご活用下さいませ。
アドレックスでは今回ご紹介をしたKS-Compactの他にも、AI機能を搭載した検温アラームシステムのDS-43S AI+を販売しておりますので、ご興味がある方は下記のリンクをご確認下さいませ。
製品情報
- 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
- 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
- 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
- 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。