2025.02.16 BLOG
球場広告のメリットや広告の種類、おすすめを紹介
プロ野球やサッカーの試合、音楽コンサート、その他さまざまなイベントが行われる際、一度に大勢の観客にリーチすることができ、またTV中継や配信サービスなどを通して情報を発信することができる広告媒体である球場広告。
この記事では球場広告の特徴やメリットを解説し、どのような会社におすすめなのか、また球場広告の種類を紹介します。
目次
球場広告とは
球場広告とは、野球やサッカーなどのスポーツ競技場に設置される広告のことを指します。
広告はフェンス、バックネット、スコアボード、観客席周辺、さらにはフィールド内のLEDビジョンなど、多様な場所に掲示されます。
球場広告が注目されている理由
近年、球場広告が注目されている理由は、スポーツのメディア露出が増加し、テレビ中継やインターネット配信、SNSなどを通じて広告の視認性が高まっていることに加え、
LEDディスプレイやAR技術を活用した動的な広告の導入により視聴者の関心を引きやすくなっていることが要因としてあります。
さらにスポンサー企業にとってはブランド認知度向上や地域密着型のマーケティング手段として有効であり、
スポーツの持つエンターテインメント性やファンの熱量を活用することで消費者とのエンゲージメントを強化できるため、球団側も新たな収益源として広告枠の多様化を進めていることも挙げられます。
球場広告を利用するメリットとは
球場でのスポーツ観戦、TV中継や配信サービスでの視聴の際、多くの球場広告を目にしますが、企業側が広告を出すのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
会社の知名度を上げる効果
大きく社名や会社ロゴマークを記載した広告は強いインパクトがあり、大勢の観戦客、観客に社名を覚えてもらうことができ、会社の知名度を上げる効果が期待できます。
TV中継の効果
野球やサッカーなどスポーツ試合は年間を通してTV中継されることが多く、その場にいない大勢の視聴者にも広告訴求できます。
また、TV中継の間に繰り返し広告を目にすることで視聴者に強い印象を残します。
TV以外での広告露出
現代ではTV中継だけでなく、インターネットでのライブ配信やメディアでの動画配信サービスから視聴している人も増えています。
広告を目にする人の数、頻度が高く、また配信サービスは何度も視聴が可能なため、広告の露出量が抜群に多いと言えます。
TV中継などで広告を見た時に「何の会社だろう?」と知らない社名のネットを検索したり、お馴染みの会社の広告を見つけた時には「球場にも広告出してるね」など、見る人によってさまざまな反応があるでしょう。
ですから球場広告は話題性に繋がる可能性があるとも言えます。
球場広告の種類と特徴
球場広告を出すメリットを解説しました。
球場広告では、各球場のさまざまなスポットに広告を掲出することが可能です。
球場広告にはどのような種類、特徴があるのかを紹介します。
バックネット広告
バックネット広告は、TV中継や配信、ニュースなどで放映された際に広告が露出する回数が多く、視聴者が試合の間に何度も広告を目にすることで高い宣伝効果が期待できるスポットとなります。
ホークスビジョン広告
ホークスビジョン広告とは、外野席の後方、中央付近にあり、試合のスコアや選手の成績、プロフィールを掲載するバックスクリーンに出稿するLED看板です。
選手情報やスコア、リプレイが表示される付近に広告を掲出することによって観戦客や視聴者の注目を集めます。
また、音声や動きのある映像コンテンツを流すことができ、更に大勢の目を惹き、広告訴求に繋がります。
カメラマン席フェンス広告
カメラマン席は、内野フェンスよりバッターボックスの近く、一塁側と三塁側にあります。
観戦客や視聴者の注目がバッターボックスの選手に集まることで、カメラマン席の広告が自然に視界に入り込みます。
マウンド広告
マウンドは、ピッチャーが投球する際にバッターボックスと同様に観戦客と視聴者の注目を一斉に集めるスポットです。
そのマウンドの小高くなった部分に広告を掲出し、試合中のリプレイやTV中継、配信などで投球場面が映し出されることで、マウンド上の広告が目に入ります。
ベンチ内電話機広告
ベンチとブルペンの間を繋ぐベンチ内電話機にも広告が掲出されています。
TV中継などで監督が電話をかけている様子がよく映りますが、広告自体は小さくても、高い露出で認知度の向上が期待できます。
コンコース広告
コンコースは、客席の外側を囲む球場内通路です。
観戦客の入退場時の通路、試合開始前の待機場所、または休憩時に使用されるので、人の目につきやすい広告といえます。
広告は人の目線の高さに近く、自然に視界に入り込むメリットがあります。
従来の看板広告と、球場によって動画コンテンツを流すことができるデジタルサイネージが使用されています。
フェンス広告
球場内には内野フェンス(一塁側)、内野フェンス(三塁側)、外野フェンスが設置されていて、そのフェンスに広告を掲載します。
観戦客が上方に飛ばされた打球を目で追う、また打球や観客席の様子を中継で映されるなど、試合の流れによって広告が観る人の目にとまる位置に設置されます。
球場外広告
球場外にも広告を掲出できるスポットがあります。
球場正面の階段や入場ゲートの広告、外周フラッグは観戦客だけではなく通行人の目を惹き、来場しなくても写真を撮ってSNSに投稿することが期待され、幅広い年齢層にリーチします。
球場広告には従来の看板の他に最近ではいろいろな場所で見かけるデジタルサイネージやLED大型ビジョンも使われています。
動画コンテンツを放映することで、視覚的だけではなく聴覚的にも訴えることができるというメリットもあります。
球場広告費用の相場
球場広告の料金は非公開、要相談が多く、正確な金額は確認できませんでした。
全国各地の有名なドーム球場では、年間広告掲載料が内野上段スタンド1,000万円、外野上段の高い位置では数千万円規模になるようです。
また、内野フェンスは8,000,000〜11,000,000円、カメラマン席は6,000,000円、バックネットでは1億〜2億円とも言われています。
広告掲載料が出稿するスポットによって大きな差があることがわかります。
理由としては、TV中継などでの露出度が大きく影響しているようです。
球場広告は年間契約で数百万円以上の費用が必要と言えるでしょう。
球場広告こんな会社におすすめ
球場広告は、大きくインパクトがあり、大勢の観戦客や視聴者の目を惹き、高い広告訴求が期待できる広告媒体です。
社名や会社ロゴマークを掲出することで、ドームのような大きな球場では一度に4万人以上もの観戦客、
またTV中継や配信サービスなどでは更に大勢の視聴が見込まれ、会社の知名度を向上したい、自社ブランドや自社商品を宣伝したいという会社におすすめの広告媒体です。
ローカル球場のメリットと球場広告費
野球場はプロ野球で使用される球場だけではなく、社会人野球や少年野球などで使われる地域の「〇〇市営球場」などもあります。
観戦客へのリーチ、地域のテレビ局中継や地方新聞など、高い広告露出が期待できます。
ローカル球場自体はドーム球場などと比べると規模が小さく、掲出できる広告の数は少ないですが、地域の情報の発信には宣伝効果が高いでしょう。
年間広告掲載料は数万〜数十万円とリーズナブルな設定になっている球場が多いのも魅力です。
自社のある地域の人たちに会社を覚えてもらいたい、自社製品を効率的に宣伝したいという会社におすすめの球場広告です。
球場広告を検討する際の注意点
球場広告を活用する際は、まずターゲット層を明確にし、観客やテレビ視聴者に効果的に訴求できるデザインや配置を検討することが重要です。
特に遠くからでも視認しやすいフォントや色彩を選び、背景とのコントラストを考慮する必要があります。
また、各リーグや球団の広告規約を事前に確認し、ギャンブル・アルコール・政治関連など制限対象の業種に該当しないかをチェックしなければなりません。
さらに、広告の種類ごとに費用対効果を見極め、静的な看板広告、デジタルLED広告、フィールド広告などの特性を理解した上で選択し、SNSやライブ配信との連携を活用することでブランド露出を最大化することが求められます。
まとめ
球場広告は、野球場全体のさまざまなスポットに広告を掲出し、大勢の観戦客、またTV中継やインターネット、配信サービスなどの視聴者に訴求する広告媒体です。
会社の知名度の向上や自社ブランド、自社商品の宣伝効果などのメリットがあり、おすすめの広告媒体と言えます。
広告の種類や大きさは各球場によって異なりますが、その中で代表的な球場広告の種類を紹介しました。
球場広告の費用は、非公開、または要相談になっている球場が多く、想定の数値として数百万〜億を超えるといわれています。
球場広告を利用する際は、会社の予算を十分に踏まえて検討しましょう。