2021.06.14 BLOG

手首で測る安価の体温測定器とAI検温機器の性能の違いなどをご紹介

 

昨今の新型コロナウィルスの感染拡大防止において、新しい生活様式の中でも一般的に広く当たり前に行われるようになったのが【検温】と【消毒】です。

今までは風邪をひいた時くらいにしか行われていなかった検温が毎朝当たり前になっています。企業に勤めていらっしゃる方であればその変化にももう慣れた頃でしょう。

そんな検温ですが、未だに【手首などで検温するタイプ】と【AIによる自動検知(AI検温アラームシステムなど)】の2種類に分かれているのはなぜでしょうか。今回はそんなタイプ別のメリット・デメリットを解説していきます。

 

手首などで検温するタイプ

 

こちらには主に

・ガンタイプで【おでこ】の体温を計測するもの

・置き型で【手首】の体温を計測するもの

が主流となりますが、この2つのメリットは【低価格での導入が可能】【誰でも使える】【管理者などがいらない】というメリットがあります。

まず、【低価格で導入が可能】という部分は、その殆どが数千円~一万円弱で購入できるというものです。検温器にそこまでの予算が割けない中小企業や支店、事務所などではこちらの導入がいいです。

【誰でも使える】という部分にも繋がってきますが、使用者を選ばない点でも使いやすいと思います。

【管理者などは不要】という点ですが、これはあくまでも【記録データ】についてです。

多くの簡易計測機器では計測データの記録・保持はできません。

あくまでも個人的に記録したり、企業内であったら直接記入かデータ入力を自分自身で行うというものです。

デメリットとしては【精度】【故意でない破損・故障が目立つ】【接触する】という3点でしょう。

【精度】とは、実際の体温と、外的要因等での温度差が正確に計測する事が出来ず、測った温度をそのまま表示してしまうというものです。

これは特にガンタイプも物に多い傾向で、実際に私の勤めている事務所でもこの事例が毎日のように起こっていました。

もちろん全てが悪いという訳ではありませんが、このガンタイプを導入したタイミングはコロナウィルス感染拡大直後という事で、そこまで正確な物が無かったことも原因として挙げられるでしょう。

また【故障・破損】については、機械なのでアタリとハズレがあるという事でしょう。

全ての機器が100%正確に動くのであればもっと高額ですし、修正などを行うプログラムが入っていてもいいように思います。

また、【接触する】というのも現状を考えると大きなデメリットです。

誰の触った物かわからない検温器を自分が使うとなれば、あまりいい気持ちはしませんし、正直怖いというのが本音でしょう。

以上が手首などを計測するタイプのメリットとデメリットになります。

手に入り易いものだからこそ、多くの企業で導入されている様ですが、そこには安全を意識したものや精度にこだわった物が多くはない印象です。

 

AIで検温するタイプ

KS COMPACT商品写真

 

AIで検温を行うタイプにも様々な物があり、多くの場合は

 

①、サーマルカメラで検温するもの

②、サーマルカメラ+モニターで検温を表示出来るもの(例 検温アラームシステムなど)

2種類に分かれます。

このAIによる検温機器の場合のメリットは多く

①、完全非接触で検温が可能

②、一度に複数人での検温が可能、又は検温時間が0.30.5

③、精度が高く、±0.30.5℃くらいがベース

④、測定データの記録・管理が可能

⑤、仮に発熱者を検知した場合、周囲に警報やライトの点滅等で知らせることが可能

というように、AIならではなのしっかりとした基準や管理が出来ます。

これを詳しくみていきましょう。

まず、【完全非接触】という点は非常に重要です。機器に触れることが無いだけで接触感染の危険が軽減されますし、アルコールなどの消耗品の消耗頻度が減り余計な経費を掛けなくて済みます。

【一度に複数人の検温が可能、又は検温時間が0.30.5秒】という事も大きいでしょう。

前述した手首などの測定を行う場合、検温回数×人数×検温にかかる時間=検温完了ですので、多くの社員を抱える企業や人の行き来が多い商業施設等の場合は11人の検温を行っていては非常に時間が掛かります。その点、一度に複数人の検温が可能となれば特に検温の為に人件費を掛けなくて済みますし、時間の制限もありません。

【精度】に関しても、複数人で検温をしても11人の検温が高精度で行われるので誤差が少ないのが安心できます。もちろん全ての機種が複数人の検温可能なわけではありませんが、その分検温時間が短く、【目の前に立つだけ】という部分で計測の手間をかけないようにしているのも助かります。

現在展開されている非接触型のAI検温機では【マスク着用】での測定が基本となり、マスク未着用の場合、アラームが鳴る設計の機器もあるので自分自身の感染防止もそうですが【感染防止と感染させない為の】という部分が強くなっています。

そして【測定データの記録・管理】は、AI機器を導入していた方が感染者が出た場合に有効でしょう。

従来ですといちいち記録を自分自身で行わなければならず、記入や記録のミス、漏れや忘れ、計測時間、が不明。さらに測定する機器や外的要因でも測定温度に差が出る等という事象が多い事から、いざ行動履歴を確認してもあまり参考にならないものも多くありました。

ですが、AIによる管理・記録の為、【いつ・どこで・誰が・どの検査機器で・検温結果】がはっきりと残るのも企業側としては安心できますし、さらなる感染拡大を防止する役割も果たします。

最後に【発熱者検知】の場合です。

安価な機器の最も悪い所は、【検知した温度を確認するのが本人のみ】という部分です。

いくら発熱していても仕事の都合上出勤しなければいけなかったりするケースも多く、発熱者を目視で確認する事は難しいと思われます。あくまでも【本人発信】な場合が多いのが安価なAI非導入の機器です。

この際にもAIを導入している場合、発熱者を検知すると警報と光の点滅・音声などで周囲に知らせることが出来ますので、感染拡大防止に繋がるのではないでしょうか。

中には『見せしめみたいで嫌だ』という方もいらっしゃると思いますが、自身の突発的感情で他者を感染させる可能性がある以上、上記の対応は必要だと考えます。

次にデメリットを見てみましょう。大きく2つのデメリットがあります。それは

①、価格が数万円~数百万円と高額になるものが多い

②、設置場所を選ぶ可能性が高い

この2点はAIというものを取り扱う以上、切っても切れないデメリットです。

まず、価格は安価な物に比べると高額になります。もちろんその性能は申し分ないものが殆どですが、あまり予算を割けない企業には難しいでしょう。

そして設置場所はほとんどの場合【屋内または屋根のある場所】に限られます。

また、電源を用いる点も設置場所を制限します。

実際にAI等の機器導入を検討する際には設置したい機器がモニター付きの場合、大きい物が多いので、設置場所をかなり制限しますし、そもそも配線工事などの余計な費用が掛かる場合もあります。

そこで導入が進められているのが【サイネージ型非接触検温機器】や【コンパクト設計検温機器】です。

サイネージ型とは、検温時はカメラからの映像を流す役割を果たし、検温時以外は好きな広告を流しておくことが可能な機器です。

これにより広告宣伝も兼ねることが可能で、コロナ終息後にも十分活躍してくれるという長期的に見てもコストパフォーマンスがいい機器です。

そしてコンパクト設計な機器とは、約150cmの高さにタブレット状のモニターとその上部にサーマルカメラが一緒になってついているものです。

付属している物にはモニター下に消毒液等も付随しているので、これ1台で場所の制限自体が少なくなる印象です。

こちらの2つの機器の多くは一般的なコンセントで電源供給が可能で、ビル内の飲食店や中小企業の従業員出入り口、病院等で採用されるケースが多く、【スペースを取らない】+【工事がいらない】+【AI機器の中でも高性能で低価格】という事が導入する際に大きな軸になってきています。それに付随して【精度】や【測定時間】があるのでしょう。

以上がAIによる検温のメリットとデメリットになります。

 

最後に

 

今回は2極化している検温機器のそれぞれを解説しましたが、AIによる検温の方がメリットは多い印象です。

また、設置場所も少しずつではありますが小型の検温機も増加してきましたので、今後は今以上に手に届きやすい価格設定の機器が生産可能かどうか?ではないでしょうか。

価格の壁さえ超えることが出来れば、安価な検温器を複数使うよりも、AIによる検温機器を1台導入したほうがランニングコストとしてもデータ管理の観点から見ても継続して使用できると思われます。

アドレックスでは、検温アラームシステム機器の導入実績が多数ございます。また、最新機器のAI検温アラームシステム DS-43S AI+も取り扱っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

製品情報

アドレックスの検温アラームシステムのスペック表
  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
  • 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。
DS43-S-AI+とKS-COMPACTのスペック表
DS43-S2とKENON-A-01のスペック表
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2021.05.11 BLOG

いつまで続く?新型コロナウィルスの今後の情勢と職場や商業施設での対策方法を改めて紹介!

 

2020年初頭からコロナウィルスの世界的流行がはじまり、1年以上たった2021年5月現在でも未だその感染力は衰えるどころか、日々拡大しています。

中でも最近耳馴染みになってきたのがコロナウィルスの【変異株】ではないでしょうか。

日本国内でも今年に入ってから急激に感染者の増加が見られるこの変異株。どのようなものなのかを第一章で確認してみましょう。

また、やっと軌道に乗り始めた【ワクチン】ですが、【1日1万人接種】は本当に可能なのでしょうか?可能という見解と、課題を第二章で解説していきます。

最後に今後の各企業に求められる感染初防止対策と、現在出されている緊急事態宣言・まん延等防止措置の効果はどうなのか?というところを改めて見てきましょう。

 

変異株の正体とその影響

 

新型コロナ対策で求められる検温基準や、有名企業の対策事例

 

中国、武漢から始まった新型コロナウィルスですが、この【コロナウィルス】自体は今まで私たちが幼いころから発症していた【風邪】の中の1種のウィルスでした。

ですがこの変異株は、従来にはない【N501Y】というスパイタンパク質が今まであった物とは変異しているという所です。

更に武漢型より変異したウィルスが【イギリス型】【南アフリカ型】【ブラジル型】に分かれています。

 

まず変異株の大元となるのは【イギリス型】です。

イギリス型の特徴としては感染力が従来の新型コロナウィルスの約70%以上向上しているという所でしょう。

このイギリス型が【501番目のアスパラギン(N)がチロシン(Y)に変異した】というウィルスになりますので、ここが大元と言っても過言ではないでしょう。

この変異によって感染力が爆発的に飛躍していると考えられます。

 

そこから派生したのが【南アフリカ型】と【ブラジル型】です。

この両型は【E484K=484番目のE(グルタミン酸)がK(リジン)に変異する】という変異が見られ、【抗体の中和力を弱体化させるウィルスがワクチンを回避できる】との見方を示しています。

この事からも世界中で【ワクチンの効かない変異株が発生した】というニュースが多くみられたのでしょう。

ですが、100%ワクチンの効果が無くなることはないとの事です。

更に最近では【二重変異株】というものも発見されており、これが【インド型】と呼ばれています。

このインド型はすでに日本国内で発見されており、インド国内では新型コロナウィルスによって1日34万人の感染、2600人が死亡している現状がありますので、甘く見てはいけません。

そしてこの二重変異株に対する対処の遅れから発生したのが【三重変異株】です。

イギリス型よりも感染力が強く、南アフリカ型よりも致死率が高いという結果ではないでしょうか。もちろんインド国内における医療体制が必ずしもいい物とは限りませんし、このインド型だけが流行している訳ではありません。

ですが、現にベトナムなどの近隣国で発生している事を考えると、日本でのインド型感染爆発は時間の問題でしょう。

 

ワクチン接種のメリット・デメリットと今後の接種時期

 

新型コロナウィルスの変異種

 

ようやく日本国内でも接種が始まった新型コロナウィルスのワクチンですが、接種する際のメリットは大きいと言えます。

ですが、メリットが大きい分、デメリットもあると言う事を覚えておきましょう。

 

まず、メリットはもちろん『新型コロナウィルスの免疫を持つ』という部分でしょう。

特に高齢者はワクチンの接種で重症化するリスクは大きく下がる事から、なるべく接種はした方がいいと考えます。

そしてデメリットはやはり『接種後の副作用』でしょう。

多くの場合は接種患部の腫れや倦怠感、発熱が1~2日程度ある様です。また、稀に重度のアナフィラキシーショックがある様ですが、いずれも回復しているとの事ですので、そこまで大きなデメリットではありません。

 

そして重要なのは現在どこまでの接種が完了しており、今後どのくらいの期間で日本人の接種が国内で完了するのか?という所です。

2021年5月6日時点で、395万4834回の接種が完了しています。

その内2回目の接種は110万5934回ですので、284万8900回の2回目接種が待機している状態です。

そして未だ医療従事者と65歳以上の高齢者、一部地域での一般の接種に留まっています。

 

2021年4月時点での日本の人口は1億2541万人ですので、全員に2階ずつの接種とすると2億5082万回の接種となります。

さて、5月6日で395万回の接種完了とすると、残り2億4686万5166回・・・。

まず年内に完了するのは至難の業でしょう。

残り回数を残りの7カ月で割ってみても【3526万6452回/月】という数字ですので現在の医療体制を崩壊させ、予防接種のみに当てない限りはほぼ不可能です。

 

さらに最近のニュースで話題になっている【1日1万人接種は自衛隊次第】という発言から自衛隊幹部からの痛烈なバッシングを受けている状況。

 

少なくともワクチン接種完了は早くて約1年後、末端の新生児等への接種はそれ以降になると予想され、現在の輸入ワクチンのみに頼っている現状ではそれも難しいのかなと感じます。

 

ここでオリンピックというキーワードが出てきたのでこれも少し解説しましょう。

今回の東京オリンピックが開催されるための必須条件でもあるワクチン接種が前述した状況で、更に期限が後2カ月弱。まず全国民のワクチン接種については難しいでしょう。

そして外国人観光客を受け入れるのかどうか?というところですが、これも入国させるのは非常に厳しい入国制限と入国審査、そして入国後最低2週間は隔離して初めて許可されるような状況です。

 

仮に【東京オリンピックの中止】が決定すれば、日本は莫大な違約金を支払う義務があります。これはあまり知られていませんが、日本が『開催する』と言っても、IOCが『中止』と言えば中止。日本が『中止』と言っても中止。どちらにせよ違約金が発生する契約を結んでいる為、日本には【違約金を払って中止にするか、パンデミック覚悟で開催するか】の二択しかないのです。

 

今後の開催の有無は戦後最大の【判断】という見方もありますので、今後の動向に是非注目して頂きたいと思います。

 

企業に求める感染対策と現在の措置の効果とは

 

 

さて、現在【緊急事態宣言】が発令されているのが東京をはじめ1都2府3県。

【まん延防止等重点措置】が出されているのが宮城県をはじめ1道8県。

2020年に最初に発令された時には渋谷のスクランブル交差点から人がいなくなったのも記憶に新しいでしょう。

ですが今はどうでしょうか。

 

当たり前のように人が行きかい、JRの運行本数減少に伴う満員車両の増加、飲食店の時間制限を設け、席数までなくしている為の熾烈な入店合戦。まさに【目に余る光景】でしょう。

 

発令したのであればそれを遵守させるだけの強制力と補償が無ければならないので、現状のままであれば発令自体意味がなくなってしまいます。

もちろん遵守している方も多くいらっしゃいますので、個々人が不要な外出、飲み会などの会合を控え、最低限のルールの中で生活すべきでしょう。

 

そんな中で今、企業単位で求められているのが【徹底的な検温と消毒】と【通勤等をなくしたテレワークの推進】でしょう。

 

ビルなどは人が密集している為、こまめな消毒はもちろんですが、入管前の検温で異常があった場合の対処方法のフローや連絡先の選定などは行っておくのがいいと思います。

また、今の日本社会を大きく支えているのが【IT業界】です。今までだと勤務時間の劣悪さや労働環境の厳しさに就職率は低迷していましたが、ここ20年で急激に成長し、今やなくてはならない存在となっています。

 

この事からわかる様に、IT業界に携わる方も多くいらっしゃるという事です。この業界は言ってしまえばPCで仕事する事がメインですので、現在はほぼテレワークが主流となっています。

多くの企業は今現在も通勤をするようになっていると思われますが、それを必要最低限にし、【平日日中の人の流れ】をいかに抑制するかが今後の感染防止対策にとって非常に重要になって来るでしょう。

 

アドレックスでは、新型コロナ対策に大変有効な検温アラームシステム機器を取り扱っており導入実績が多数ございます。また、最新機器のAI検温アラームシステム DS-43S AI+も取り扱っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

   

製品情報

アドレックスの検温アラームシステムのスペック表

  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
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DS43-S-AI+とKS-COMPACTのスペック表
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2021.04.20 BLOG

新型コロナウィルスがもたらす消費行動の変化と今後のコロナ対策について

新型コロナウィルスがもたらす消費行動の変化と今後のコロナ対策について

 

昨今の新型コロナウィルス蔓延により、消費者の行動にも変化が出てきています。

顕著なのが【オンラインでの物品購入】でしょう。

また、その購入における決済方法にも変化が見られ、社会的にインターネットが無いと生活していけない風潮になりつつあります。

今回はそんな変化した消費行動をいくつかご紹介すると共に、今後の新型コロナウィルス対策を解説していきます。

 

消費行動の変化

 

まずは消費者の行動がいかに変化したか見ていきます。

前述したオンラインでの物品購入という括りにおいては、Amazonや楽天などに大手インターネット販売業から、メルカリ、ジモティのようないわゆる【フリマアプリ】と呼ばれるもの、また、ウーバーイーツや出前館のような飲食物の配達も増加しました。

 

これは単純に【他者との接触機会を減らす為】という消費者の意思が強く出たものであると思われます。

また、フリマアプリの急激な成長は新型コロナウィルスが世に出始めた2020年初頭に起きており、世界的な【外出自粛】で自宅にこもる方々が【断捨離】を行い、身の回りを整理した結果であると言えます。

 

消費者からみると定価で店舗購入するリスクよりもオンラインで買い物を済ませ、自宅まで配送してもらえれば、それだけで感染防止対策としてかなりの効果が期待できるでしょう。また、オンラインの方が店舗よりも安価で買える機会も多いという事。また、中古である事を気にしないのであればフリマアプリで定価の半額以下で購入できるという点もうれしい点です。

 

そしてこの【定価以下】という部分においては、新型コロナウィルスが蔓延し、経済的に店を開けられない店舗も増えました。その為、アルバイトやパートを出勤させることが出来無い店や、給与の支払いが滞る会社もありました。

消費者の多くは【経営者】ではなく【労働者】であるため、この点においても安価で同じものが購入できるフリマアプリの利用率が上昇した要因でしょう。

 

食品購入は前述した新型コロナウィルス感染防止対策がメインとなります。

金額的には通常よりも高額になりますし、作ったほうが配送時間よりも短く済む物も多くありますが、これは自炊ができない若い世代に多くみられました。

メリットとしては自宅に居ながら外食と同じメニューが食べられる事ではありますが、昨今問題になっている【悪質配送員】が急増したきっかけにもなっています。

 

また、自宅でのリモートワーク人口の増加によって出てきた問題が【インターネット環境の悪化】です。一度にアクセスが集中してしまい、サーバー自体がダウンまたは接続時間が異常に長くなってしまうトラブルも起こった為、Wi-Fi使用者の中には【光通信への変更】を行った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そしてこのような【インターネットなどの電子機器の利用頻度の増加】をきっかけに、電気料金が従来の1.5倍以上になった方もいらっしゃるようですので、こういった【いつもよりも余計にお金がかかるもの】と【いつもより安価で手に入れられるもの】を1人ひとりしっかりと管理する傾向が消費行動に現れているのではないでしょうか。

 

 

もう一点は、【他企業を支えるための消費行動】という点です。

例えばこの新型コロナ禍で飲食店は軒並み休業・閉店しています。

そんな状態で打撃を食らってしまうのは店舗のみではなく卸し業者や農家、漁業で生計を立てている人達です。

野菜や魚が売れ残り、結果として廃棄されてしまっていた中で行ったのが【農家直産野菜】として一般家庭に低価格で売り出す企業や、大学等でまとめて学生に配布したりなど、限りなく廃棄処分をなくし、しっかりと消費していく事が目立っています。

これは日本人ならではの行動の変化ではないかと思います。

 

そして最後は【貯える消費】という点です。

言葉自体は矛盾していますが、言葉通り【緊急時に慌てないように常に備蓄しておく】事と、【その期限をしっかりと確認し循環させていく】という事です。

もちろんこの新型コロナ禍で始まったことではありませんが、これに拍車をかけたのが2020年4月ごろの【マスクの在庫切れ】です。

どこに行ってもマスクや消毒液が困窮し、一時はひと箱700円前後で買えるものが数千円まで跳ね上がり、これに緊急性を感じた日本は【転売目的の購入の禁止】を決めています。

 

ですが、これがあったおかげで日本人の危機感に火をつけ、徐々にではありますが、様々な災害やコロナのような緊急事態にも備えるという意識が高まったのではないでしょうか。

 

新しい生活様式という観点から見ると、今後の消費行動は今現在とあまり変わらないもしくはもっと進化したものが出て来ると想定され、直接店舗に行っての購入というのはコロナ終息後直ぐに復活すると思われます。ですが今のオンラインでの商品購入の利便性にとらわれる方が多いこともありますので、現状の供給と消費者の需要のままであればオンラインでの買い物頻度はますます高くなることでしょう。

 

決済方法の変化

 

一章でご紹介したオンライン購入において重要なのが【決済方法】です。

今までであれば多くの方が【クレジットカード払い】もしくは【代金引換】というのがメインでした。

この新型コロナ禍において急成長したのが【モバイル決済】です。

いわゆるLINEペイやPAYPAY等がこれにあたります。

 

この決済方法も全てのオンライン店舗で使えるわけではなく、決済できる所と出来ない所がある為、どれを選んでいいのか消費者からすると分かりづらいという声も聞きました。

 

メリットとしては、小銭やお札という誰が触れたかわからない物を極力使用しない事から、接触感染の防止になっているという事です。また、代金引換等で発生する手数料もない為、今まで以上に低価で購入できるというのもポイントでしょう。

 

一方もデメリットは【金銭感覚や年齢の違いによる管理の仕方】ではないでしょうか。

例えば一般家庭で言うと、大きい出費は【家賃(住宅ローン)】や【食費】になります。

これをデジタルのみで管理すると大雑把な方であれば使いすぎる傾向にあり、金銭の管理が大雑把な方やあまり機械になれていない御高齢の方には不便な物です。

 

そして今後注意したいデメリットといえば【個人情報】でしょう。

基本的に決済などを行う為には、カード払いの際にはクレジットカード情報、モバイル決済の際には指定の入金銀行情報等を登録しなければなりません。

ですが、LINEで発覚したような第三者が個人情報を閲覧する事も現実問題増えて来ています。

ここから何かしらの新しい機器を使った個人情報の取得・漏洩も、十分考えられる事から、100%安全ではないと言えます。

 

この様な決済方法を使用する場合には【使用する企業を最小限にする事】と、【現在保有している金銭の管理を徹底する】という所ではないでしょうか。

 

≪第三章 今後の新型コロナ対策のポイントとは≫

さて、前述したように現在はオンラインでのやり取りが生活の中で当たり前になっていますが、ここまで他社との接触機会が今までよりも少ないにも関わらず感染者の増加は止まっていません。

その大きな理由は個々の感染意識の低下や変異株などの影響も大きいでしょう。

この【感染意識の低下】が顕著に出ているというのが問題です。

新型コロナウィルスは接触感染と飛沫感染の両方で感染の可能性があり、殆どの方は現在マスクを着用されている事でしょう。

 

ですがそのマスク、【不織布】のもの以外は飛沫の拡散率・吸引率が高いことは御存じでしょうか。ファッション感覚でマスクを選ぶのもいいとは思いますが、そもそものマスク着用の意図は【感染防止】です。ポリエステル素材やポリスチレン素材のマスクを使用する際は、内部に光触媒の除菌フィルターなどを装着しないとあまり意味がありませんので注意してください。

 

また、オンラインでの物品購入の際の荷物の受け取り方法についても、感染の可能性が十分考えられます。研究によるとダンボールに付着した新型コロナウィルスは約24時間生きている事がわかっており、それを当たり前のように素手で触っているのは危険です。

今後対策として重要なのは【外出時の感染】よりも【自宅での感染】でしょう。

外出時は皆さん意識をしている感染症防止対策も、自宅でかなり緩むと思います。

 

最後に

今回は消費行動の変化とそれに伴う感染対策を簡単に解説させて頂きました。

消費行動としては

 

1、インターネット上でのやり取りが増加している

2、企業を支える様な消費が増加傾向にあり、様々な企業がそれをサービスの一環で行っている。

3、その決済方法も現金ではなくオンライン決済になっている。

 

といった事が変化していました。

また、その消費行動の変化に伴って、感染防止対策も今一度見直す必要があるのではないでしょうか。

 

アドレックスでは、新型コロナ対策に大変有効な検温アラームシステム機器を取り扱っており導入実績が多数ございます。また、最新機器のAI検温アラームシステム DS-43S AI+も取り扱っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

   

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アドレックスの検温アラームシステムのスペック表

  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
  • 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。
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2021.04.18 BLOG

新型コロナ感染症に負けないカラダを!免疫力をしっかりつける生活習慣のススメ

新型コロナ感染症に負けないカラダを!免疫力をしっかりつける生活習慣のススメ

 

昨今の新型コロナ対策の一環として、世間的にも【外出の自粛】という行動の変化が世界的に進んでいます。その中でも多くの方がコロナウィルスに感染しているのはなぜなのか。

理由は多くあると思われますが、根本的な部分は1つであると考えます。

 

それは、【生活環境の変化に、身体がついていっていない】という部分です。

この生活環境というのは、リモートワークの増加や、急に訪れた連休、その生活環境の変化によった昼夜逆転の生活、スマホの接触時間の増加等、今までなかった環境にうまく身体が馴染まず、【免疫力の低下】によって、些細なウィルスでも重症化してしまうのではないでしょうか。

 

また、最近では【変異株】という言葉も耳に馴染んできたことでしょう。

この変異株は、ワクチンの効果をすり抜けるものもあると言われており、ワクチンだけに頼るのはなかなか難しい部分もあるでしょうし、ワクチンの副作用も未だ全貌が確認出来ないので接種自体、個人的には容認しにくい部分でもあります。

そんな現状を打破する為にも【免疫力の高いカラダづくり】が最も重要です。

 

今回は免疫力って?という部分から、免疫力向上に向けた生活習慣、食べるべき食材等を解説していきます。

 

そもそも免疫力とは?

 

免疫力とは、主に体内に侵入してくるウィルスや細菌などの病原菌から身体を守り、生まれた時から身についているのが当たり前というものです。

ですが、がん治療等で長期的に薬を使用していると、身体自体が【細菌に勝てる】と勘違いしてしまい、薬の接種をしなくなった途端、一気に免疫力が低下します。これを【免疫不全疾患】言います。

 

ですが、今回ご説明するのは、あくまでも【健全なカラダ】がメインですので、この免疫不全疾患は全く別物となります。

 

さて、皆さんの中にも多くいらっしゃると思われるのが、【不規則な生活習慣】の方々です。

 

1、リモートワークによって運動頻度が低下した。

2、リモートワークによって常にPC画面やスマホを見る時間が増加した。

3、在宅勤務により、今までよりも起床時間が遅くなった又は就寝時間が遅くなった。

4、自宅での飲酒頻度が多くなった。

5、長期の自粛によるストレスで暴飲暴食が増加した。

 

この様な方は、例え症状が何もなくても、間違いなく生活習慣が不規則である。といえる

でしょう。

 

また、免疫力には2種類あり、もともとカラダが持っている【自然免疫】と、後から備わっていく【獲得免疫】です。

自然免疫とは、主にⅠgA抗体というたんぱく質で、のどや鼻の粘膜に存在し、外部から

ウィルスを体内に侵入させない働きを持っています。

ウィルスを感染前に食い止める【第一の壁】といったところでしょう。

 

一方の獲得免疫は生活の中で徐々に備わっていき、この備わる要因の1つとして【様々な病原体にカラダが晒される】というものがあります。

この獲得免疫には樹状細胞とリンパ球があり、キラーT細胞やNK細胞なんかもこの括りです。

樹状細胞は、一度体内に侵入したウィルスを覚え、その後の対処を円滑に進める働きを持ち、キラーTやNKはウィルスに直接攻撃を加える【攻撃免疫】とも呼ばれています。

まさに【第二の壁】といえます。

 

この様な様々な細胞が体内で戦い、負けた時に初めて【発症】するという事です。

【免疫力】とはウィルスに対して身体を守る事においてとても重要で、なくてはならないものであることが分かって頂けたと思います。

 

次にこの免疫力を高めるための方法を解説していきます。

 

免疫力を高める方法~生活習慣~

 

免疫力を高める方法は大きく分けて2つあり、一つは【規則正しい生活習慣】、もう一つは【食事における摂取】となります。

 

まず、この章では生活習慣を見ていきましょう。

ここで重要なのは【不眠・偏食・不活動】等を可能な限り避けることでしょう。

 

不眠の方の場合、朝の寝起きが悪く、2度寝3度寝を繰り返してしまうと、副交感神経から交感神経管の切り替えがうまく機能しにくくなり、免疫力はあってもその調整が上手くいかなくなる場合があります。

 

偏食の方、特にアルコールを摂取される方の場合、飲んだ直後はカラダが熱くなり薄着になってしまいますが、すぐにその身体が冷え事で免疫力の低下が懸念され、なおかつ偏食ですと、腸内環境が乱れてしまします。

人間の腸内には約100兆個もの細菌がおり、【善玉菌】と【悪玉菌】そして【日和見菌】の3種類に分かれています。この3種類は比率が一定(2:1:7)であれば身体全体が健康であると言えるでしょう。

 

ですが極端に何かが多い場合また、何かが少ない場合に体調を崩します。

例えば悪玉菌。一見すると【体内に悪い細胞】と思われがちですが、悪玉菌がいないと肉類を分解・吸収できません。また、サルモネラ菌などの強い細菌には善玉菌は太刀打ちできません。

この悪玉菌がその細菌と戦うことが出来る菌ですので悪玉菌がいない=腸内はかなり弱くなるという事です。

また、悪玉菌は獲得免疫で、生まれたばかりの頃には無菌状態ですが、自発呼吸で外気を取り込むなどした際に腸内に入ってきます。この事により人間は初めて【身体に害を及ぼす】事を認識し、【攻撃する】という機能を備えることが出来るのです。

悪玉菌が増えすぎると、腸内では【便秘】を引き起こし、免疫力の低下、肌荒れや不妊等に影響が出てきます。

 

そして善玉菌。この善玉菌は悪玉菌がいるからこそ腸内環境を整える働きをします。

では悪玉菌が居なくなるとどうなるか。

それは、善玉菌として作用しなくなるとの事です。

 

ですので、善玉菌も悪玉菌も腸内には必要不可欠であると言えます。

 

この様に腸内環境を整えるという事は、免疫力の向上に直結していると考えるのが正解でしょう。

 

そして免疫力低下の一番の原因は【不活動】というものです。

これは普段身体を動かす機会が無い人の事をいい、免疫力が体内にあったとしても、その免疫力自体が活動しなくなる=【不活性化する】というものです。

ですがこれも極端に運動をしすぎると意味がなくなってしまします。

 

例えばストレッチやヨガ、軽いジョギング程度が好ましいとされており、過度な運動をさせる方はそれなりの休養を取らないと回復しにくいと言われています。

 

この事からも、適度な運動の実施は免疫力向上に大きく影響すると言えるでしょう。

また、この他にも【ストレス】や【加齢】による免疫力の低下があります。

ストレスによる低下は、極力避けた方がいいと思われますが、今の社会的に見てもそれは難しいのが現状です。可能な限りストレスを【長期化して我慢しない】という事も適度に必要なのではないかと思われ、それに伴う【解消法の選定】も重要視すべき事項であると思われます。

 

免疫力向上には記述したことに注意しながら生活する事が重要です。まとめると、

 

1、決まった時間に起床し、決まった時間に寝ることで規則正しい生活を心がける

2、偏食傾向にならず、アルコール摂取する場合は必ず休肝日を設ける

3、腸内環境の正常化を常に意識した食事をとる

4、適度な運動と休養を両立させ、無理な運動は避ける

5、出来るだけストレスフリーな生活を送り、解消法もあると尚よし

 

上記の生活習慣を心がけてみてはいかがでしょうか。

 

≪第三章 免疫力を高める方法~食事~≫

次に食事で気を付ける面はどのような事かを見ていきましょう。

食事で気を付けることは【良質なたんぱく質をとる事】【抗酸化作用のある物をとる事】【発酵食品や食物繊維の多い食材をとる事】の3点です。

 

まず、【良質なたんぱく質】とは、肉や魚、卵、大豆、乳製品などの自然本来の食物です。

免疫細胞の主成分はタンパク質です。この免疫細胞は体内でしっかり活躍するものの、永続的にあるものではありませんので、常に新しい物を作り続けなければなりません。

 

そして【抗酸化作用のある物】です。

抗酸化作用のある栄養素は主にビタミンA/C/Eといわれています。

例えば老化や喫煙などで体内に増加するのが【活性酸素】といわれるもので、活性酸素の増殖と共に免疫力は徐々に低下していきます。これを抑える働きがあるものが抗酸化作用です。

ビタミンAは主に豚・鶏のレバーやうなぎ、卵に多く含まれる栄養素で、皮膚や粘膜を健全な状態に保つ働きがあります。

ビタミンCは一番耳馴染みのある栄養素です。

この栄養素は人体の中では生成できないものですので、食事から摂取するほかありません。

ピーマンやブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれますが、熱に弱い為、水分や熱に接する時間が短い調理方法が最適といわれています。

 

最後にビタミンEです。

この栄養素が不足すると神経や筋障害の影響が出てきて、血行が悪くなり頭痛や肩こりの原因にもなります。また、身体が冷えることにも繋がり、結果的に免疫力の低下につながるでしょう。

主にアーモンドや落花生などの豆類に多く含まれ、熱に強いので調理で栄養素が低下する事はありません。

また、モロヘイヤやニラなどの野菜にも含まれていますので上のAとCと一緒に調理できると、まとめて摂取できるので良さそうです。

 

最後に

今回は免疫力を高める方法を解説していきました。

普段通りの生活ではなくなったものの、この自粛期間に新しい事を始めるチャンスでもあります。

今まで目を向けていなかった自分自身の体調管理を再度見直すきっかけとし、新型コロナだけでなく様々な病気に打ち勝つことの出来るカラダづくりに挑戦してみて下さい。

 

アドレックスでは、新型コロナ対策に大変有効な検温アラームシステム機器を取り扱っており導入実績が多数ございます。また、最新機器のAI検温アラームシステム DS-43S AI+も取り扱っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

   

製品情報

アドレックスの検温アラームシステムのスペック表

  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
  • 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。
DS43-S-AI+とKS-COMPACTのスペック表
DS43-S2とKENON-A-01のスペック表
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2021.04.12 BLOG

職場における新型コロナ対策のガイドラインをご紹介

 

新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからず、大阪府では日別感染者が毎日増加している昨今、皆様の職場では毎日の検温や、入室時の消毒など行っていらっしゃると思います。

現在、日本国内のみならず、世界中の企業が新型コロナウィルス感染拡大を防止する為に一丸となり、どのような対策をすれば感染拡大を止められるのか、また、そのボーダーラインはどこにあるのか等をきめる【ガイドライン】というものを御存じでしょうか。

そして、そのガイドラインはどこが決めて、どこまで分かれているのか。

今回は新型コロナ対策へのガイドラインのご説明と、抜粋した業種別にご紹介します。

 

そもそもガイドラインとは?

 

ではまず、ガイドライン自体の説明からしていきましょう。

ガイドラインとは、主に耳にする種類は2種類あり、1つ目は【指標】の意味合いを持つもので『何かをする場合には基本的にこの様な行動をしてください』ととらえて頂いていいと思います。

もう一つは【指針】というものです。これはあくまでも推奨というニュアンスが強い為、強制力はありません。

どちらの意味にも共通する事は、【ガイドラインを遵守し、何か不明点があれば参考に出来る道しるべ】という事でしょう。

極力遵守すべきですが、前述したように強制力はありません。

ですので、あくまで法的に罰せられる事もない為、企業や個人の努力義務と言ったところでしょう。

 

ガイドラインの紹介①.NEXCO

最初にご紹介するのはGoToトラベルや普段の移動にも使用震度の高い【高速道路】の企業でもある【NEXCO東日本】をご紹介します。

NEXCOで感染症対策のガイドライン内で重要な部分は【料金所】と【サービスエリア】についてです。

これ以外には基本的に他者との接触はありませんので、この2つをご紹介します。

まず料金所のガイドラインです。

重要視されるのは、運転手と直接やり取りをする為、【飛沫感染の防止】と、金銭の手渡しによる【接触感染の防止】です。

マスク・うがい・手洗い、咳エチケットの遵守はもちろん、【手袋の原則着用】、金銭トレイを使用しての金銭授受。

そしてこれは高速道路の職員さんならではですが、仮眠などで使用する枕やシーツ関係の寝具の共有の回避が定められています。

次に【サービスエリア】です。

ここは感染対策の観点から見ると感染の温床になりやすい場面が多く、それなりに対策しておかないといけません。

フードコートでは各テーブルやいす、ドアノブ等接触感染の可能性が高い場所に対しての適時消毒、連休などでの混雑時にはソーシャルディスタンスの確保もこの一環です。

また、2019年まではそこまで普及が進んでいなかった電子決済も率先的に進めています。

四季折々のイベントなどがサービスエリアでは多く行われていますが、地域の感染状況に応じた実施判断もこの一つです。

また、サービスエリアにドックランが併設されている箇所も多くあります。

このドックランや園地遊具なども基本的には使用禁止と定めています。

この様にNEXCOでは24時間365日他者との接触が考えられる為、通常の企業よりも厳しくガイドラインを設定し、職員への周知徹底を図っています。

ですが、常に感染の危険と隣り合わせという事から、ここまでガイドラインが厳しくても感染者が出ているのが現状です。

 

ガイドラインの紹介②.一般社団法人日本フードサービス協会

この協会は主に【外食産業】と呼ばれる飲食業に対してガイドラインを作成しています。

最新のコロナ禍における外食業の事業継続の為のガイドラインは2020年11月30日にホームページ上に掲載しています。

この外食産業でも感染症拡大が懸念されており、現にコロナ感染の第一波から第二波、第三派の殆どが飲食店の集合している【繁華街】で拡大していると言われています。

ですが、これは飲食店だけの問題ではなく、店舗を使用する客側に大きな責任があるのではないでしょうか。

最近話題になった【厚生労働省職員の感染拡大を促すような会食の発覚】は記憶に新しい物です。

では、現在の外食産業に求められているガイドラインをご紹介します。

まず、基本となるのは【従業員全員の体調管理と検温】です。この検温はどの業態にも共通している事項ですので詳細は省きます。

次に【予約や空席情報の店外掲示】を定めています。

仮に他者との濃厚接触が確認された場合には出勤の停止、店内(更衣室等含む)の消毒を行わなければなりません。

また、現在はマスク又はフェイスガードの着用もガイドラインでは定められています。

そして顧客への安全に対するガイドラインはもっと厳しいです。

入店時の消毒、マスク会食願いの掲示、パーテーション設置やソーシャルディスタンスの確保、席数制限、等細部にわたって設定されています。

これには店側の感染症防止対策も含まれており、冷水ポットや調味料をテーブルに置かないような指示もありますので、顧客には多少不便に感じる所も確かにあります。

前述したような感染症ガイドラインを設定していても、飲食店から見れば遵守しているにも関わらずクラスターが起きているのも現状です。この事からも、飲食店が感染拡大の温床になる。というよりも、来店する顧客の感染症対策次第で温床になり得る。ということが明らかです。

また、飲食店内に限らず、テイクアウトやデリバリーサービスにもしっかりとしたガイドラインが定められています。

まずは注文時の店内滞留時間を短縮する為の工夫、そして一番接触の可能性のあるタイミングが【商品受け渡し時】です。

ここでもオンライン決済の使用が表示されており、今では当たり前のようになりました。

注文者が指定場所に料理を置いてもらう【置き配】についても触れており、いかに非接触で行うかが肝の様です。

また、多くのデリバリーを行っている店舗の場合、来客対応のスタッフと配送スタッフは【同一業種でも別動線】で、接触の機会をなくすような動線も指示されている事から、店舗スタッフと配送スタッフでの感染はあまりない様に感じます。

意図していない場所での接触感染の感染経路が飲食店には多く、様々な職業別のガイドラインを見ていても、外食産業は多く設定されている印象です。

 

ガイドラインの紹介③.一般社団法人日本経済団体連合会

ここまでは各店舗や職業別にガイドラインで重視されているところをご紹介してきましたが、今回は【その中枢】といった日本経済団体連合会、いわゆる経団連というところをご紹介します。ここは主に【企業・従業員・取引先】といった社会全体を視野に入れている団体です。

ここで一番最初にとても重要な事が指示されています。

それは『経営トップが率先して感染症対策を策定・変更できる体制を常にとる事』という内容です。

これは『誰か』ではなく『自ら』が率先して行わなければならない事で、経営トップは予算等を渋るのではなく、率先的尚且つ効率的に感染症対策に講じるべきであるという事を改めて指示しています。そして守るべき対象は『利益』ではなく『人』であることにもつながるでしょう。

また、ここでは主にオフィス関連へのガイドラインが多く確認出来ます。

最近では主流になりつつある【テレワーク】も推奨しており、時間差での出勤、ローテーションでの勤務、週3日の休日の設定推奨など、接触する機会はありますが極力減らすことを指しています。オフィス入口への検温機器の導入やオフィス内でのパーテーションによる間仕切りの設置、適時消毒の遵守、オンライン会議や出張の制限又は禁止も視野に入れる事など、緊急事態宣言やまん延等防止措置でも言われている【県外への移動】についても推奨していることから、このガイドライン作成後には各企業の出勤方法等も見直されているようです。

また、従業員に対して『感染防止対策の重要性を理解させ、日常生活を含む行動の変化』を促すよう指示されています。

これには新しい生活様式の詳細を掲示、感染を8割減らす取り組みの実践例の周知等も含まれていますが、あくまでもそれは【命令】ではなく【推奨】に留まっています。

そして重要であるのが、感染者が出た後の対応です。

感染した人は何らかの【差別的行動】を必ず起こされます。

例えば陰口や、新たないじめに発展したり、最悪の場合自主退社も促されるでしょう。

その様な事がない様、従業員同士でそのような差別がない様に周知する旨も記載はされています。ですが現実はそうはいきません。

あくまでも推奨の枠を出ないので、何か差別をしたとしても罰則も何もないのです。

その状態でガイドラインに記すという事は、個人のモラルを試されているのでしょう。

そして感染者が確認された場合は速やかに保健所、医療機関への報告義務があり、独断での行動はできません。

周囲に濃厚接触者がいれば、感染者並びに濃厚接触者の行動履歴や検温結果などの情報開示を求められるケースもあるでしょう。

ですがその個人情報は守らないといけないのも企業としての責任です。

まさに板挟み状態に陥ってしまします。

この事から、企業は感染者を出さない努力に対して厳しいのも納得できます。

 

最後に

今回は大きく【交通機関】【外食産業】【オフィス】に対するガイドラインを簡単にご紹介していきました。

ですがガイドラインは、あくまでガイドラインにすぎません。

重要なのはこの内容を確実に経営トップが把握し、それを従業員に伝え、従業員はその内容を社会的立場に立って理解し行動に移せるモラルを持っているかどうかです。

改めてこのガイドラインの設定された意味や意図を知る必要があります。

 

尚、アドレックスでは新型コロナ対策でとても有効なAI検温アラームシステムを取り扱っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

   

製品情報

アドレックスの検温アラームシステムのスペック表

  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
  • 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。
DS43-S-AI+とKS-COMPACTのスペック表
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2021.03.30 BLOG

新型コロナ対策に効果大!企業におすすめの非接触検温機のご紹介

 

2020年初頭から世界各地に感染を拡大させている新型コロナウィルスは1年経った現在でもその勢力を衰えることはありません。

2021年3月18日には都心を含む1都3県の緊急事態宣言が解除されたものの、宮城県では3月19日から県独自の緊急事態宣言が発令されました。

また、世間を騒がせている【変異株】の動向も注目を集めています。

イギリス型をはじめ、南アフリカ型、ブラジル型、更には新しく【フィリピン型】も発見されました。日本国内でも【国内変異株】として新たな脅威に備えなければなりません。

ですが、このまま経済を回復させない訳にもいかず、現在はオンラインを多用したり、感染症防止対策を徹底した上でのイベント開催、普段の通勤なども公共交通機関を必要最低限の使用にしたりと個々で行っているものも多いと思います。

そんな中、【働く側】よりも【働かせる側】、いわゆる企業側の感染症防止対策を見直す必要があるのではないかという声も上がっているのが現状です。

その第一段階として行うものが【検温】ではないでしょうか。

新型コロナウィルスの感染特徴として知られているのが【37.5以上の発熱の継続】がありますので、この検温はとても重要です。

一言で検温と言っても、現在は様々な機器の導入を既に実施している企業も多くあると思います。では、その使用している機器が自身の企業に見合ったものかどうかを判断する事は難しいのではないでしょうか。

今回はそんな【働かせる側】への機器の見直しも含め、様々な検温システムをご紹介していきます。

もちろん企業にも大・中・小あり、従業員やその規模も違います。その中で『もう少し早く検温したい』や『スピードよりも精度を求めたい』『設置する場所が無い』などを踏まえ、見直すきっかけにして頂ければと思います。

 

dot Cube

この製品は見た目がかわいい【サイコロ型】の非接触検温機器です。

ドットキューブは無人検温機器となります。『ピストルタイプは顧客に対して失礼であり、顔認証程機能が多いと使いづらい』という声から誕生した通り、基本的には【検温機能】のみに特化していますので使いやすく管理もしやすい物です。

自らの手首を上部にかざすだけで検温が可能となり、無料の専用アプリでデータの管理も行えますので【スクリーニングとしての利用】には問題なさそうです。

測定時間も【約1秒】で完了し、特に設置以外人員を配置する必要もありませんので、人件費の削減にも繋がります。

約90mm角の電池又はUSB接続で利用でき、設置場所も選ばない事から【受付時のカウンター】や【保育施設の送り迎え時の検温】等に使用されることが多く、価格も導入しやすい価格設定となっているようです。

また、測定結果の表示も本体正面でLEDにより行われますので、検温者自体も自身の体温を確認出来ます。

ですがあくまでも【簡易的なスクリーニング用】ですので、医療目的であればしっかりとした体温測定機器の導入をしましょう。

 

THERMO GATE 零

この製品も【検温機能】に特化した物となりますので、中小規模の企業向けとなります。

そして今までの検温機器との違いは、その【設置場所】でしょう。

この製品は【ドアに直接貼り付ける】というもので、モニター等の部外品を一切使いません。

ですが、この商品にもデメリットはあります。

それは【検温記録データの管理が出来ない】という面です。

仮に発熱者が検知されているにも関わらず、その個人が【まぁ、大丈夫だろう】という判断で室内に入室し、その方が原因でクラスターになってしまったとしても、この機器からその発熱日や入室日を割り出す事は出来ないという事です。

その分、低価格に設定されていますので、【入室管理】は別な形で行い、【検温での異常の有無】はこのサーモゲート零で行うという使い方がいいのではないかと思います。

この様に、【検温】という部分を大事にしている商品の多くは【低価格で導入しやすい】【設置場所をあまり選ばない】というメリットはありますが、【データの管理・記録が出来ない】【あくまでもスクリーニング用】というデメリットも存在します。

 

AI検温アラームシステム DS-43S AI+

 

AI検温アラームシステム

 

この製品は弊社で取り扱っており、大型のモニターとカメラが一体型となっている検温システムとなります。

この検温機器は上記の2つと大きく違う点があります。それは【電子式広告媒体=サイネージ】という機能も兼ね備えたものです。

普段は【非接触型検温機器】として、高性能のサーマルカメラで検温、その検温者自身が自分の体温を確認出来る為のモニターという使い方ですが、検温機器として使用しない場合は【広告看板】としての使用が可能です。ですので、単純に【検温機器導入のための予算+広告用機器費用の予算】をこの1台にまとめることができるという事になり、コストの削減にも繋がります。

また、1度に測定できる最大人数は【20名】で、測定時間は【0.1秒】、測定精度は【±0.1】という事で、集団測定でも高精度で瞬間測定が可能な為、大人数の検温を同時に行わなければならない【イベント時の検温】【会議等で直接集まる際】にも十分効果を発揮するでしょう。

データも専用管理端末で管理出来ますので、クラスターの発生防止や仮にクラスター発生後の処理にも大いに役立つことと思います。

この製品は大手製薬会社や日本郵政など、幅広く導入実績を持っている【国内社製】ですので、我々日本人から見ても安心して利用でき、しっかりとした保守や管理サービスも整っている事が分かっています。

また、弊社では【低価格でコンパクト、更に高性能】のKS-Compactという非接触検温機器も取り扱っております。

 

検温アラームシステムKS-Compact

 

KS-Compact

 

このKS-Compactは幅約30cmとコンパクト設計で、自立と卓上タイプがありますので、狭い場所にも非常にマッチしています。

特に飲食店の様な、置く場所も限られやすい空間にはもってこいです。

高さやカメラの角度も調整できますので、男性の多い場所や女性がメインの職場など、使い分けることも可能です。

また、先にお伝えをしたDS-43S AI+と同様、電子式広告媒体(サイネージ)としての利用も可能ですので、検温中にもオリジナルの動画を配信したり、拡販したい商品の紹介等も可能ですので、ただ検温して待っている時間を広告宣伝の時間に使えます。

さらにハンディタイプの非接触検温器よりも検温時間も誤差も少なく、発熱者への警告やその検温記録ができるのもおすすめをできるポイントです。

 

最後に

今回ご紹介させて頂いた製品は従業員数の多い大手企業でも限定的な人の出入りが見られる中小企業や個人事業でも導入しやすい物ばかりです。

もちろんもっと検温精度が高く、記録も長期間出来る製品も実在します。

各企業に求められるのは【適正な予算で設置台数を検討し、その製品の精度・検温速度・データ管理方法】を十分検討したうえで導入・設置するのが重要であると言えるのではないでしょうか。

 

アドレックスでは、検温アラームシステム機器の導入実績が多数ございます。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

   

製品情報

アドレックスの検温アラームシステムのスペック表

  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
  • 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。
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2021.03.30 BLOG

新型コロナ対策に有効!最新の対策グッズをご紹介

AI検温アラームシステム

 

2020年初めから猛威を振るっている新型コロナウィルスですが、1年経った今でも依然その感染力は収まらず、都心部での感染者数も高止まり傾向にあります。

更に宮城県をはじめとした東北地方の感染者数の増加も見られはじめ、宮城県内では【第4波ではないか?】という声まで出てきているのが現状です。

この1年間で、日本人の【感染症への対策】というものが抜本的に見直され、今までは【所詮世界のどこかの出来事】という認識から、【いつ何があるかわからないほど身近な存在】に変ったのではないでしょうか。

そんな中、新型コロナ対策でとても有効と言われる検温システムはこの背景でとても進化を遂げております。今までは家庭の体温計や工業用の検温機器が主流でしたが、現在では様々な施設で利用できる高性能な非接触タイプの検温システムが多く使われております。

今回はそんな【新型コロナ対策で利用できる最新の対策グッズ】を取りまとめて見ていきましょう。

 

非接触検温機器

 

従来、人間の体温を測る【体温計】というのは脇に挟み、数分後に現在の体温が液晶部分に表示されるものや、乳児用の耳で体温測定を行うものが主流でした。

ですが、このコロナではそんな【接触】が感染源となり得ることから、非接触タイプの検温システムが展開され、さらにその精度も非常に高い物が多いです。

検温アラームシステムのKS-Compactは幅約30cmとコンパクト設計で、自立と卓上タイプがありますので、狭い場所にも非常にマッチしています。

特に飲食店の様な、置く場所も限られやすい空間にはもってこいです。

 

KS-Compact

 

高さやカメラの角度も調整できますので、男性の多い場所や女性がメインの職場など、使い分けることも可能です。

また、電子式広告媒体(サイネージ)としての利用も可能ですので、検温中にもオリジナルの動画を配信したり、拡販したい商品の紹介等も可能ですので、ただ検温して待っている時間を広告宣伝の時間に使えます。

さらにハンディタイプの非接触検温機器よりも検温時間も誤差も少なく、発熱者への警告やその検温記録ができるのもおすすめをできるポイントです。

また、人通りの多い場所や従業員の多い企業には検温アラームシステム【DS-43S AI】がお勧めです。

 

AI検温アラームシステム

 

こちらも非接触の検温システムですが、一度に計測できる人数は最大20名となり、検温精度も±0.5と高性能です。さらにこの商品の特徴は【電子式広告媒体=サイネージ】としての利用も可能ですので、コロナ禍においても終息後にも宣伝効果が期待できますので、ただ単に【検温機器】と【広告費】をやみくもに使うよりも低価格で実現できます。

また、カメラの他にしっかりと大型のモニターも付属していますので、発熱者が誰であるか、いつ、何時に、どのカメラで検温したのかもデータで確認出来る為、クラスター感染の対策にも非常に有効であると言えます。

上記でご紹介をしたKS-CompactとDS-43S AIは、弊社で取り扱っている商品となります。

 

壁紙

一見『えっ、壁紙?』という反応をした方も多いと思いますが、【()サンゲツ】より販売されている【FINE(ファイン)】という商品は【抗ウィルス壁紙】として知られています。

壁紙の表面に付着したウィルスを減少するだけでな、細菌の繁殖も抑制する働きがある為、病院や保育施設、公共施設などにもおススメです。

一般家庭では壁紙を張り替えるのは大変ですので、この商品は【今から新しく建てる建物や部屋】において、非常に有効なのではないでしょうか。

色合いの展開も非常に多く、様々なニーズにこたえられると想定されます。

そして前述したように【壁紙の張り替え】は難しいと思いますので、この商品で改善しましょう。

また、【Dr・オウノ】から展開されている【Dr.OHNO】は直接壁にスプレーするだけという手軽さです。

この商品は【光触媒】を使い、日光や室内光で常に分解除菌が可能です。さらに塗布すると【抗ウィルス・抗菌・抗カビ・防臭】の効果も得られ、【水ぶき等をしない限り、半永久的に効果を発揮する】というのも大きな特徴です。

一般的なアルコールスプレーの効果は即効性が高い分消耗品となり、本数を使うとなると結果的にコストが高くつく、商品自体品薄が続いてしまう、商品価格の高騰等の問題が発生してしまいます。

1本当たりの販売価格は約5000円程となっており【除菌スプレー】と考えれば高価ですが、一戸建て住宅やマンションの方には壁紙を張り替える必要もなく、短時間で【抗ウィルスの空間】にすることが出来るのでお勧めです。

マスク

 

 

皆さんが普段しているマスクはどのような物でしょうか。

現在は【不織布・布】というのが一般的ですが、このコロナ禍において様々なマスクが登場しました。

ですがマスクの弱点、それは【メガネ着用中に曇る】という事が挙げられます。

そこで開発されたのが【オークリー】から販売されている【MSK3】というマスクです。

このMSK3は互換性と密閉性に優れ、空気が【マスク上部】から出ることを防いでいる為、メガネを着用していても曇らない設計になっています。

また、口周りはシリコン製で立体的なスペースを作り通気性と快適性を向上させ、耳のストラップ部分は長さの調節が可能なので幅広い方にご使用頂けるでしょう。

別売りのフィルターもあり、【大気汚染物質】や【粒子】までガードできますので、コロナ対策のみならず、花粉症などにも効果がありそうです。

見た目もスタイリッシュなデザインで、注目を集める事間違いなしですが、価格は900円程で高単価です。

幾つも買いそろえておくことは難しいので、1つ本体を購入しフィルターオプションを交換しながら使用するといった使い方になります。

そして現在、様々な【スポーツメーカー】からもマスクは販売されています。

有名スポーツメーカー【Adidas】から販売されているのが【Adidas FACE COVER】です。直営店では既に販売されており、スポーツをする方の中には愛用者はかなりいらっしゃるでしょう。

ですが、今回オススメさせて頂くのは【MIZUNO】が販売している【MOUTH COVER】です。

MIZUNOと言えば【水着メーカー】として有名です。

そんなMIZUNOが水着や陸上競技のウェアで使用される素材から作ったのがこのMOUSE COVERです。

通常のマスクはこれからの時期着用部分が熱く、湿気も溜ってしまう為嫌な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。

このマスクは伸縮性に優れ、触り心地も抜群に良く、装着感も無理のないマスクです。特に耳周りの締め付けを軽減しているにも関わらず飛沫拡散を抑制してくれるデザインとなっています。

また、前述した【暑い時期の蒸れ防止】としてマスク内側には【接触涼感素材】である【アイスタッチ】を採用しているタイプも販売しています。

カラーバリエーションも通常タイプ24色、アイスタッチタイプ4色と豊富ですので、ライフスタイルやお好みに合わせて選べるのもいいです。

ですが、ここで注意が必要です。

ご紹介したマスクは主に【スポーツ用】だったり【アイウェア用】だったりと、ウィルスや菌に対して効果がある訳ではありません。

安易な考えでこのマスクをしているから大丈夫という方が最近増えている傾向にあると思われますので注意してください。

そしてこのようなマスクを使用されている又は購入を検討している方には、次にご紹介する商品と一緒にご使用になられるのがいいと思われます。

それは【メディカル・エイド()】から販売されている【Agマスク除菌シート】です。

この商品は開封時に洗剤で軽く水洗いを行い、マスクの内側に装着するだけで銀イオンにより除菌できるというものです。

このAG除菌シートは【ハニカム構造】になっており、サイズ面積の約2倍以上の表面面積があるのでサイズ以上の性能を持っています。

本体が純銀ですので呼吸に含まれる水分で銀イオンを発生させ、ウィルス、菌だけでなくこれからの花粉対策にも効果が期待できます。

また、1枚あたり約30日間繰り返し使用でき、前述したマスクと組み合わせて使えばしっかりとウィルス対策も行えて、見た目もすっきり、尚且つ経済的というメリットが発生します。

 

最後に

 

今回は感染防止対策に一役も二役も効果を発揮するであろう商品をご紹介させて頂きました。ですが、前述したように、【使っても意味のない使い方】がありますので、是非ご使用の際には気を付けて頂ければと思います。

その際には【組み合わせて使用する】というのも重要です。

 

アドレックスでは、検温アラームシステム機器の導入実績が多数ございます。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

   

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アドレックスの検温アラームシステムのスペック表

  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
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2021.03.23 BLOG

新型コロナ対策!コロナウイルスを乗り切るためのマスクの知識と賢い選び方

新型コロナ対策で使用できるマスクの使い方

 

昨今の新型コロナウィルスの影響で、【新しい生活様式】の一環で取り入れられている【マスクの着用】ですが、皆さんにも既に馴染んできているのではないかと思われます。

現在のマスクは様々な種類が展開されており、一言でマスクと言っても多種多様です。

そんな中で間違ったマスク選びをしてしまうと、高価なマスクを購入したとしても【感染防止対策】としては意味が無い等の事例も多い事から、今回は

 

1、マスクの種類と適切なマスクの選び方

2、感染症防止対策にはどのマスクがいいのか

3、最新のマスク事情

 

をご紹介させて頂います。

 

マスクの種類と適切なマスクの選び方

マスクの正しい選び方

 

さて、前述したように現在一般販売されているマスクは多種多様です。

もちろん一般に使用されているものから、工業用、医療用等の分野に分かれます。

この章ではマスクの種類と用途を簡単にご説明します。

 

家庭用マスク

一般に広く知られているマスクは主にこの家庭用マスクでしょう。ウィルスや花粉、中国から来るPM2.5等の防護用として効果を発揮します。

性能も機能も様々ですので、各用途に合わせた選び方が重要になってきます。

 

医療用マスク

主には病院、介護施設などで使用されているものです。感染症対策に特化しているものが殆どで、形状は家庭用マスクと大差ありません。

 

工業用マスク

工事現場や放射性廃棄物を取り扱う現場等、その用途に合わせて作られています。主に工事などで発生する粒子を体内に入れない為の防護用となります。

次に、現在新型コロナウィルス対策として広く使用されている家庭用マスクの素材や形状を見ていきましょう。

 

不織布

家庭用で一般的な素材です。繊維を熱、機械で絡ませ、1枚の布状にしたものです。使い捨て用のマスクに使用されることが多く、低価格で購入しやすい物となります。

 

メリットは

1、使い捨ての為、常に衛生的に使用でき、低価格でどこでも購入可能

2、普段使い出来ることから、通気性等様々なニーズに対応している

 

デメリットは

1、再使用出来ない

2、商品自体の品薄や欠品が想定される というものです。

 

ポリエステル

こちらも現在広く使用されているものです。原材料は石油となり、通気性と使い心地がいいのが特徴です。また、耐久性にも非常に優れ、洗って再度使うことが出来るのでコストパフォーマンスも高いものとなります。

 

メリットは

1、1度購入してしまえばしばらくは使える

2、洗浄する事で繰り返しの使用が可能

3、乾きやすく、形状も崩れにくい

 

デメリットは

1、言ってしまえばプラスチックと一緒なので目地が荒い

2、ウィルスなどの吸引防止にはほぼ効果が無い というものになります。

 

ポリウレタン

こちらも一般家庭で広く使用されています。ポリウレタン(PU)はウレタンゴム又はウレタン樹脂と呼ばれ、ジイソシアネートとジオールモノマーで生成されたものです。

 

メリットは

1、1度購入してしまえばしばらくは使える

2、洗浄する事で繰り返しの使用が可能

3、乾きやすく、形状も崩れにくい

 

デメリットは

1、不織布と比べると目地が荒い

2、ウィルスなどの吸引防止にはほぼ効果が無い というものになります。

 

ガーゼ

昔懐かしい【給食配膳に使ったマスク】と言えば誰もが分かると思います。木綿糸を原材料とし、肌触りがよく日本中で広く知られており、現在はサイズやデザイン性が見直されおしゃれなものも多くなってきています。

 

メリットは

1、通気性・吸湿性に優れ、繰り返し使用できる

2、化学繊維で皮膚に影響のある方でも使用できるナチュラルな素材

 

デメリットは

1、不織布に比べ目地が荒い

2、長時間の使用や、慣れていない人が使うと、耳の上部に痛みが出やすい

 

というものが挙げられます。

さて、ここで肝心の医療用マスク説明をします。

医療用マスクとは【医療従事者が使うマスク】というものです。

そう。医療用マスクと呼ばれるものには、明確な【基準】がありません。

例えば【○○というウィルスを何%防護でき、尚且つ・・・】のようなものが存在しないようです。実際は【家庭で使うか、医療現場で使うか】だけの違いです。

ですが、医療現場で主に使用するのは【不織布マスク】となり、【サージカルマスク】とは直訳すると【外科医のマスク】になります。

この様な観点から、現在のマスクの主流は【不織布マスク】が多いという事に繋がってきます。

では、感染症防止の観点から見た最適なマスクとは何なのかを次章でご説明いたします。

 

感染症防止対策にはどのマスクがいいのか

 

前述したように、一番感染防止対策に適しているのは【不織布マスク】です。

豊橋技術科学大学の研究では【マスクごとの飛沫量】の研究を進めており、その中でもダントツで【吐き出し・吸い込み】時の飛沫量を抑えたのが不織布マスクでした。

例えばマスクなしの場合の【吐き出し・吸い込み】を100とし、不織布マスク着用時の【吐き出し飛沫量】は約8割軽減されたという結果です。

同様にガーゼなどの布マスクは約7割、ポリウレタンは約5割という結果となりました。この事から【吐き出し時の飛沫量軽減には不織布マスクが最適】という事が確認出来ます。

また、飛沫が自身に影響するのは吐き出し時だけではなく、【吸い込み時】にも関係してきます。

この吸い込み時の研究も同時に行われ、不織布マスク着用時の【吸い込み飛沫量】はマスクなしに比べて約7割軽減されたとの結果が出ています。

同様に布マスクは約4割、ポリウレタンは約3割と、不織布マスクに比べ、かなり劣っている結果となりました。

この事から、【感染症防止対策の観点から見た最適なマスクは不織布マスク】と言えるでしょう。

また、最近都内を中心に見かける【2重マスク】。よほど感染防止対策に余念が無いようですが、あれは研究者によると『意味がなくマスクを無駄に使うだけ』との声が多数ある様です。『1枚のマスクをきちんと着用し、交換頻度を上げたほうがよっぽど感染症防止対策には最適』と、着用している人の絵を見ながら笑っていましたので、本当に意味が無いのでしょう。

その他に工業用のマスクには【○○の防護には○○】という風に法律で決められています。

逆にその様な場所にただの家庭用マスクでは入る事は出来ませんし、たとえ入ったとしても人体にかなり有害な物ばかりですので、うかつに【マスクをしていればいい】という事にはなりません。

ここまででマスクの種類や使い方、選ぶ条件等を簡単に説明させて頂きました。

【ではガーゼやポリエステル・ポリウレタンマスクは使わない方がいいのでは?】と思う方もいらっしゃると思いますが、それは違います。

要は【使い方を変える又は何かと組み合わせて使う】という事です。

例えば、化学繊維に皮膚が過敏に反応してしまう方は一般的な不織布マスクが使用できなかったりします。

もちろん【デザイン的にポリウレタン製品がいい】という人もいらっしゃいます。

ですが感染防止には使えないことが多い。という事は【感染防止対策のものと組み合わせて使う】事もできるという事です。

その事を踏まえて、最後に【最新のマスク事情】を幾つかご紹介致します。

 

最後に最新マスクあれこれ

さて、前述した【感染防止対策のものと組み合わせて使う】という事について説明します。

要は【マスク自体が感染防止対策向きではない】というだけで、【マスク内部又は外部に感染防止対策を講じればいい】という事です。

例えばマスク内部に純銀の除菌シートを挟み、呼吸による水分で【銀イオン】を発生させるものも販売されています。

また、マスク表面に【光触媒加工】を施し、常に除菌・抗菌作用を持たせており、繰り返し使用できるものもあります。

その他にも【メガネ着用者に優しく、曇りにくい設計】や【化粧品がマスクにつかない】等、現代の人のライフスタイルに合わせた商品がかなり出てきています。

この様にマスクと言っても様々で、用途や種類によっては感染防止対策に最適な物も在れば、単体では意味をなさず、組み合わせることではじめて効果を発揮するものもある事が分かって頂けたのではないでしょうか。

環境ごとにマスクを使い分けるというのも大事なのではないかと思います。

 

アドレックスでは、新型コロナ対策に大変有効な検温アラームシステム機器を取り扱っており導入実績が多数ございます。また、最新機器のAI検温アラームシステム DS-43S AI+も取り扱っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

   

製品情報

アドレックスの検温アラームシステムのスペック表

  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
  • 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。
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2021.02.18 BLOG

新型コロナウィルス対策としてなぜ検温が必要なのか改めて解説

 

2020年の始めに中国、武漢で発症者が確認され、約半年で世界中の国に感染を拡大。

その勢いは未だに勢力を衰えず、【変異種】まで発見されている新型コロナウィルス。

ワクチンの開発がやっと軌道に乗り、2021年3月頃から摂取可能になる様、研究者の方々も努力されているのが現状です。

日本でも感染者が続出し、未だに高止まりしている都内をはじめ、関西地方でも感染者が増加しています。

一方でGoToキャンペーンの中止決定からオリンピックの延期、外出自粛の要請など、いままで経験してこなかったような状況になっている方も多いでしょう。

毎日マスクを着用しての通勤なんて、このコロナ前には1人もいらっしゃらなかったと思います。

そんな個々の感染対策防止のおかげで、コロナだけでなく、昨年の【インフルエンザ患者数】の急激な減少はニュースでも取り上げられていましたね。

 

今回はそんな個々で行っている感染防止対策の中で【検温】というキーワードに目を向けてみましょう。

なぜそこまで必要なのか?基準は?仮に発熱者がいた場合は?は等を解説していきます。

 

検温の必要性

 

検温の必要性

 

まず、【検温の必要性】を解説します。

今回の新型コロナウィルスの症状の特徴の中で一番大きいのが【37.5℃以上の発熱が継続的にある】という事です。

もちろん他にも【嗅覚、味覚の異常】が挙げられますが、これを感染者以外が確認するすべはありません。

もし仮に、味覚や嗅覚に多少の異常があっても【風邪をひいているだけ】で片づけてしまうからです。

そしてそれは本人からの通達が無い限り、外部の人間の【観察】だけでは判断が付かないのです。

ですが【発熱】はどうでしょうか。

まず、感染拡大当初には【体温測定】をするという事が重要になりましたね。

 

これは通常の脇にさす体温計で体温測定しなさい。といったところでした。

ですが、これでは感染者が使用した後に接触して、次に使用した人間が感染する恐れがある、尚且つ集団で測定するには不衛生で時間も掛かる。

そして次に【非接触型のハンディタイプ】の登場です。

今までは工業用(主に壁の内部温度差で水漏れ箇所を確認する為や、消防の延焼確認のための物)がメインでしたが、人体の体温測定が可能な物が増えてきました。

ですがここでもハンディタイプでも接触感染がおこる場合がある、衛生的に不安が残る、室内外で誤差が大きくしっかりとした数値が取れない等、様々な問題が出てきました。

 

そこで今現在では【完全非接触型サーマルカメラ式体温測定機器】が主流です。

現在は病院や公共施設、企業や店舗なんかで一般に使用されているもので、サーマルカメラと外部モニターをつないで、人間の表面体温の測定を行うものです。

 

この機械の進歩によって、触らずとも検温出来るようになりました。

そして重要なのが【検温の基準】です。

全てのカメラで共通するのは【基準が設定できる】という点。

37.0℃など好きなように設定できます、この事により、その基準値以上の発熱者を検知した場合、警報やランプで周囲に【発熱者感知】を知らせます。

 

前述した通り、新型コロナウィルスの特徴である37.5℃の発熱者を見分けるにはこれが一番早く確実です。そして感染防止対策の観点から【自己防衛】ができるタイミングでもあります。発熱者との距離を置き、周囲に知らせることで発熱者自身も医療機関にかかり易いというメリットが生まれます。

この様な点で、検温は感染防止対策には必至事項であると言えるでしょう。

 

発熱者の基準とは?

 

 

検温の重要性を認識して頂いた後、今回はその検温による発熱者の基準をご説明します。

 

一般にこの新型コロナウィルスと呼ばれている【COVID-19】ですが、今まで人類が接した事のないウィルスだと認識されている方も多いのではないでしょうか。

このコロナウィルスは、今まで私たちが【風邪】と認識していたものの10~15%、流行期には約30%をこのウィルスが占めており、従来から接しているものです。

 

ですので、初期症状は今までの風邪とあまり変わらず【咳・鼻水・発熱・倦怠感・のどの痛み】等があります。そして約5日~7日後。

安静にしているにも関わらず【呼吸するたびに異音がする、37.5℃の発熱が治まらない】等が確認されるとこのコロナウィルスに感染している可能性が高いと言えます。

 

ここでも重要なのが【37.5℃の発熱の継続】です。

初期症状では風邪と何ら変わらず、あまり気にしないで対処をしない方も多いと思いますが、この発熱の継続が大きな判断基準になるでしょう。

これを放っておくと重症化しやすく、完治したとしても後遺症が残るケースも多いようです。

 

そしてこの発熱が継続している場合、高齢者や幼児、妊婦さんはとても危険です。

高齢者の場合はこの発熱に体が順応できず、亡くなってしまうケースも多いようです。

そして幼児は今まで【感染しづらい】と言われてきましたが、現在はその根拠がなく、【幼児が感染した場合には重症化しやすい】と言われています。

 

そして妊婦さんです。

妊婦さんは薬の投与が難しく、使える薬(漢方は使用可能)と使えない薬が出てきます。

もしも発熱者が近くにいることが分からず、その発熱者がコロナ感染者だった。そして妊婦さん自身が感染した場合、重症化しやすいと言えるでしょう。胎児も危険に晒されてしまいますので、妊婦さんで少しでも発熱が継続した場合、通っていらっしゃる病院へ行く前に連絡したほうがいいと思われます。

 

この様に

・自身が発熱者の場合、気付かないで感染を拡大させている可能性がある

・自身が妊婦だった場合、胎児にまで影響する

・周囲に発熱者がいた場合、自身も感染の恐れがある

・発熱者は風邪の症状に似ている事から継続的でないと判断が付きづらい

 

以上の事から、発熱の基準値は37.5℃となっており、それが継続的なものだと新型コロナウィルスの感染の可能性があると言えます。

 

重症化した場合のリスクと後遺症

 

先で説明したように、検温が大きな感染者とそうでない人のボーダーラインになります。

そしてその検温によって発熱者とされたにも関わらず、そのまま放置しているとどうなるのでしょうか。

 

まず、感染者は1週間程度、【通常の風邪だ】と認識する事が多いようです。

そして1週間が経過したころに発熱が続くことから、病院でPCR検査をして陽性と判断。

その後入院の手続きを取って、運が良ければそのまま入院という流れになります。

現在の医療現場は未だにひっ迫しており、簡単に入院できないですし、入院したとしてもその人に使えるだけの人工呼吸器が余っている訳でもありません。

 

もし仮に重症化してしまったら。

まず可能性として高いのが【肺炎】でしょう。このほかにも【上気道炎】や【気管支炎】等、呼吸器系器官が大きなダメージを受けます。

また、【サイトカイン・ストーム】と呼ばれる全身性炎症で血管が炎症を起こし、【血栓症】等も誘発されるそうです。

そして肺炎が重症化するケースもあり、【敗血症性ショック】や【多臓器不全】まで起こるケースも確認されている事から【死に直結する可能性が大きい】という事です。

 

そしてコロナ完治後の後遺症についてです。

コロナの後遺症で多いのは【脱毛・呼吸苦・倦怠感の継続・胸痛・咳・嗅味覚障害・慢性的な鼻炎】など、様々な症状が報告されています。

これは日本のみならず、世界中で確認されていることです。

特に呼吸器系の後遺症が多く確認されており、【退院から30日~120日前後】と後遺症の発症タイミングが遅く、気付きにくい。

 

そして現在問題視されているのが【変異種】です。

この変異種は一度コロナに感染→治療が完了し退院→変異種に感染というように、現在開発されたワクチンから御逃れるすべを持っている事も確認されています。

この変異種も発症の初期症状は【風邪】と似ており、PCR検査で初めて確認出来るものです。

 

最後に

 

今回は検温の必要性についてと、検温一つで分かる事をご紹介しました。

たがか検温。されど検温。毎日の検温による体温変化を自分自身が分かる事により、感染拡大防止にもなりますし、もしも自身が感染した場合、これを基準に各保健所や医療機関への連絡などもスムーズに行えるでしょう。

 

そして、周りにあまり検温に乗り気でない方にも今回ご説明した内容を伝えて頂き、自分自身の感染防止、他者へ感染させない為のおもいやりと思って頂ければと思います。

 

今現在も医療機関はひっ迫しており、個人でできる感染防止対策にも限界があります。

ですが感染防止の観点から見ても【検温】は非常に重要な行動であるでしょう。

 

アドレックスでは、検温アラームシステム機器の導入実績が多数ございます。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

   

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2021.02.07 INFO

新型コロナ対策!抗ウィルススプレーの種類と選び方について

新型コロナ対策!抗ウィルススプレーの種類と選び方について

 

昨今、世界的感染拡大が問題になっている新型コロナウィルス。

マスクの着用やアルコール除菌など個人で出来る感染防止対策を皆さん行っていらっしゃると思います。

特に【高齢者・赤ちゃん・妊婦さん】に至っては一般の方よりも、より厳しく物を厳選する必要がありますね。

今回はこの新型コロナ禍で注目を集めている【抗ウィルススプレー】に軸を置いてみます。

 

抗ウィルススプレーとは?そしてその種類とは?

 

抗ウィルススプレーとは?そしてその種類とは?

 

抗ウィルススプレーとは、名前の通りウィルスとなる菌そのものを分解する成分が入ったものとなり、この新型コロナ前から存在しています。

特にインフルエンザの流行時期前にはドラックストアなどで見る機会が多くありましたね。

さて、こういったものの中に多く含まれる言葉である【除菌・抗菌・殺菌・滅菌・消毒】ですが、これらは薬機法に基づいて表記できるものと出来ない物が存在します。

除菌

菌を取り除くという意味。薬機法に基づくと『医薬品又は医薬部外品以外は殺菌と表記出来ない』事がある為、除菌という言葉を使用しています。

例:アルコールスプレー等

殺菌

特定の菌を殺すという意味。菌の種類や数に制限がなく、少なくなれば殺菌したと言える。

医薬品又は医薬部外品のみに表記可能。

例:薬用せっけん等

抗菌

菌の繁殖を抑制するという意味。

直接的に殺菌や除菌できるわけではないので、殺菌、除菌できる成分と一緒に入っていることが多い。

例:抗菌スポンジ、抗菌便座シート等

滅菌

ありとあらゆる菌を殺すという意味。日常生活では見ることがほぼありません。

病院の器具には滅菌が必ずしてあります。

消毒

菌の活動を弱め、人体に有害な物質を無害化するという意味。

全ての菌を無害化、除去できるわけではない。

という部類に分かれます。

次に抗ウィルススプレーのタイプです。

種類は大きく分けて

1、ウィルス自体を除菌するタイプ

2、ウィルスにくっつき、低減するタイプ

3、ウィルスを分解・除去するタイプ

この3種類が挙げられます。

まず、1の【ウィルス自体を除菌するタイプ】は、主にアルコールや塩素系の薬品を使っているものです。

一般にドラックストアなどでも数多く販売されているのがこの除菌タイプですね。

次に、2の【ウィルスにくっつき、低減するタイプ】です。

これがいわゆる【抗菌】にあたります。

この抗菌タイプはほとんどの物が1と一緒に入っていることが多いですね。

単純に抗菌だけの物はあまりありません。

最後に3の【ウィルスを分解・除去するタイプ】です。

これは最近話題になっているものですね。

このタイプも【抗菌】に属していますが、特長は【効果の持続期間】が長い事です。

 

抗ウィルススプレーの効果とは?

 

第一章でご紹介した抗ウィルススプレーのタイプを1つずつ見ていきましょう。

まず、【ウィルス自体を除菌するタイプ】です。

これに該当するのが一般的なアルコールスプレーや塩素系スプレーとなります。

菌の除去は可能ですが、使用できる箇所に制限があるものが多いですね。

特に塩素系は赤ちゃんのおもちゃには使用注意です。

赤ちゃんの口に入ったら大変ですし、アルコールも同様ですね。

例えば車のハンドルやドアの取手部分等、大人しか触らない箇所への散布は効果的と言えます。

また、手指に使用できない物も在りますので、注意してください。

アルコールの成分は気化しやすいので、むやみやたらに手に付けると、肌自体の水分が奪われてしまします。特にアルコールの場合、除菌効果があるのが60%~80%の濃度の物のみ(WHOガイドライン参照)です。

80%というとかなり高濃度となりますので、直接手指に付ける場合は60~70%程度にしておくと除菌が可能なようです。

次に【ウィルスにくっつき、低減するタイプ】ですね。

こちらは株式会社UYEKIが販売している【インフクリン】という商品を一例にします。

このスプレーの特長としては

1、ウィルス自体をキャッチし99.9%以上低減できる

2、家庭内のあらゆる箇所に使用可能。

3、マスクの外側へ散布すると外側からウィルスをキャッチする。

4、塩素成分を使用していないのでベビー用品にも使用可能。

5、アルコール成分も低~中濃度なので安心して使用できる。

6、抗菌作用もあり1カ月以上の抗菌作用がある。

というように、かなりメリットの高い物になっています。

除菌もでき、抗菌もできますので一度散布してしまえば細かな手間や手入れなども不要ですので、高齢者、赤ちゃん、妊婦さんの他に、受験前の大事な時期にも活躍しそうですね。

ですが注意書きにもある通り、【マスク内部への散布はしない】ようにしてください。

最後に【ウィルスを分解・除去するタイプ】です。

こちらでは株式会社トップランが販売している【Dr.OHNO】という商品を取り上げます。

最初に断っておくと、この商品は除菌、殺菌などは同時に出来ません。

このDr.OHNOの特長は【光触媒による抗菌で、一度塗布してしまえば半永久的にウィルスを分解・除去してくれる】という所ですね。

これは日光だけでなく、室内灯でも分解・除去が可能ですので、室内の幅広い場面で使用できます。

更に、液がしみこみやすい【木製・布製】へは、1度塗布するだけで半永久的に効果を発揮します。(水ぶきや洗浄をした場合は再度塗布する必要性有り)

まさに【抗菌する為のコーティング剤】ですね。

ですので、使用の際はまず除菌を行い、その上からDr.OHNOを塗布するのがベストです。

この様に抗ウィルススプレーと言っても目的や使用頻度によって使い分けることが重要になってきます。

 

抗ウィルススプレーを選ぶポイント

 

皆さんの家庭で使用する場合、例えばリビングで使用と仮定します。

そこまで広くない、一般的な住宅の場合は2の【ウィルスにくっつき、低減するタイプ】がお勧めですね。

もちろん3で紹介したDr.OHNOを使用して頂いてもOKですが、問題は【コストパフォーマンス】でしょう。

なぜなら、2でご紹介した【インフクリン】は250mlで¥2530-ですが、3でご紹介した【Dr.OHNO】は1本250mlで¥4950-。

価格だけ見たら約2倍です。

アパートやマンションの様な貸家の場合、永久的にそこに住むことは考えずらいでしょう。

1人暮らしの方は特に転勤や転職、結婚、同棲等、そこを離れる理由の方が多いように思います。

そこに半永久的に抗菌をしたところで、引っ越しの際には壁紙は交換になりますしハウスクリーニングが入る事を考えるとそこまでする必要性がありません。

逆に、戸建住宅の場合は【Dr.OHNO】が断然メリットが多いように思います。

一度の散布で済みますし、衣類に塗布しておけば外出から帰った後の家庭内でウィルスが蔓延する事も考えづらくなります。

そして1でご紹介した【ウィルス自体を除菌するタイプ】は常に携帯しておくのがベストですね。今のこのご時世。どこで誰がいつどんなウィルスに感染しているかわかりません。

あまり過敏に反応してもコストが多く掛かってしまいますので、1本を携帯し、後は車と家の入口やリビング程度がいいと思います。

又、職場への通勤時には2か3を塗布したマスクの着用も非常におすすめできます。

やはり外部からのエアロゾル感染が危険ですし、ただマスクをしているだけでは感染防止対策の観点から見れば危険。とまでは言わなくても、せっかくあるものですからしっかりと使用していくのがいいのではないでしょうか。

この様に

1、即効性+短期間抗菌効果×1人 の場合

2、即効性+長期間抗菌効果×1人 の場合

3、即効性+短期間抗菌効果×複数人 の場合

4、即効性+長期間抗菌効果×複数人 の場合

という、大きく分けても4ポイントに分類できますね。

今回は一般家庭で見ましたが、職場や施設の広さや利用人数によってコストも変わってきます。

ご自身の環境をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。

 

最後に

 

抗ウィルススプレーを選ぶポイント

 

今回ご紹介したものは、必ずしも新型コロナウィルスの感染防止が100%出来るものではありません。使っていれば感染しない。塗布してあるから問題ない。と思っていらっしゃるのであれば、それは間違いです。

新型コロナウイルスは【変異】します。実際に日本国内ですでに3種の新型コロナウィルスの変異種が確認されています。

あくまでも【マスクの着用・うがい手洗いの徹底】が基本です。

ですが、【感染防止対策】として、この【抗ウィルススプレー】は新型コロナだけでなく、インフルエンザや風邪にも非常に有効でしょう。

最初に記載した【高齢者・赤ちゃん・妊婦さん】。

特に妊婦さんは薬を飲むことが非常に難しく、麻酔すら打てないことがあります。

赤ちゃんは脳までウィルスが到達してしまっては命の危機になりやすいのです。

マスクや手洗いを当たり前のように行う+ご紹介した除菌方法や抗菌方法で【自身も含めた体を悪い菌から守る】という意味でも、今の生活様式に組み合わせてみてはいかがでしょうか。

 

尚、アドレックスではコロナ対策でとても有効な検温アラームシステムを取り扱っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

   

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