2021.08.18 BLOG
大型イベント開催時に新型コロナ対策で気を付けたい事と感染予防対策を紹介
2020年初頭から始まった新型コロナの感染拡大により延期された東京オリンピックも様々な意見がある中で開催まで辿り付き、日本は世界トップクラスのメダル獲得数を誇っています。
一方で来日した選手や関係者からのコロナ陽性者が後を絶たず、毎日感染者が爆発的に増加しているのも現状です。
1日での感染者数は都内で4000人を超え、国内感染者数も1日12000人を超える日も当たり前になってきている事から、危機感の欠如という問題が浮上してきています。
そんなコロナ禍でも止めることが出来ないのが【経済活動】です。
今回はそんな経済活動の中でも一度に多くの人が集まるであろう【イベントの開催】に軸を置いて、開催にあたっての感染症対策や、感染症対策機器などをご紹介していきます。
イベント開催時の対策
各種イベント開催を検討されているのであれば、まずは【規模】を検討しましょう。
人数が多ければ多いほど感染の可能性は高くなります。
例えば、今回のオリンピックは殆どの競技が【無観客又は人数制限】を行っています。
一例として宮城県で開催されているサッカーを上げると、宮城県のスタジアムは最大収容人数5万人ですが、1万人の収容での開催を決定しています。
これは【収容人数の50%以下又は1万人以下】という感染症対策のガイドラインに基づいて決定されています。
もちろん、1万人以下と言っても全国からファンが来場するとなると、それなりに感染リスクも上がってきます。今回の4度目の緊急事態宣言は一般の方にあまり危機感を抱かせていないのが現状なので、観戦チケットが当選しているのに来場しないという方の方が少ないでしょう。
次に【来場者管理】です。
チケットを事前に購入して入場するパターンであれば、よっぽどのことが無い限りは来場する意思のある本人が、本人自身でチケットを購入し、本人が現地に赴くというのが普通です。このチケット購入の際には【枚数制限】や【個人情報の登録】が必要になって来るので、誰がいつ来たかが確認しやすいでしょう。
問題は【集客人数が把握できないイベント】です。
例えば【来場自由の展示会】【祭りや屋外でのフリーイベント】です。
これは何処から誰が、いつ来るのかも行動経路も把握できないので管理が出来ません。
現在は当たり前になっている【検温】でさえもままならず、全員の検温を100%人力で行うのはほぼ不可能です。
最後に【開催場所】です。
前述した規模や来客人数を予想・検討し、いざイベントの開催を行う場所を決めたとしてもその収容人数が収容可能である場所が開いていない事も少なくありません。
また、現在は各イベント主催者側に感染症対策の有無や手法も問われているので、感染症対策を疎かにしてしまうとイベントそのものが開催できなくなる場合があります。
イベント開催を検討されている方は【規模】【人数】【場所】を今一度検討し直す必要がありそうです。
イベント開催における感染症対策のポイントとは
イベントで感染の恐れが高いのは【入場時】と【トイレ】【喫煙所】でしょう。
まず、入場時には検温が必須となります。
入場前のゲートで1人1人の検温を行い、それを記録する必要性があります。これは万が一に備えるという意味合いでも徹底すべき管理の一つです。
また、監視カメラ等を設置し、来場者の顔色を入口の前の時点で把握するのも一つの手段です。いずれにせよ体調不良者を入場させると、それがコロナ陽性者だった場合にクラスターや感染経路不明者の増加に繋がります。
トイレにも同じことが言えますが、この場合は【直接手や指で接触する】【マスクを外す】可能性が高くなります。特に女性の場合は化粧を直したりするのでマスクを外す機会が多くなります。
喫煙所では直接口にタバコを咥えるので、エアロゾル化したウィルスが体内に侵入しやすく、例え保菌者がその場を去ったとしてもウィルスはそのまま残っている可能性が高いので注意が必要です。
この2箇所にも張り紙や掲示ポスターなどを張り出す必要があるので、今までと同じ規模で行うイベントだとしても、感染症対策はまた別に行わなければいけません。
感染症対策で有効な検温機器とは
前出した感染症対策を全て人力で行おうとすると、【人件費】が圧倒的に不足するでしょう。
かといって兼任させてしまうと、ミスや漏れが発生し、人力で行うのはあまりにも非効率です。ただでさえ感染症対策の為に経費が掛かるのに、更に人件費まで増加するとなるとイベントを打ち出すことも難しくなってきます。
そこでおすすめなのが【専門機材の導入】です。
これにも低価格なものから高価格な機器まで幅広く、何を導入していいかわからないという方も多いと思います。
個人的には
①、【10人未満のイベント(講演会や会議等)】はガンタイプの検温機を使用し、検温者を1名配置+氏名の確認出来る名刺や身分証の提示
②、【10〜100人未満のイベント(展示会等)】はタブレットタイプの検温機器と来場アプリなどでの行動履歴管理
③【100〜1000人以上のイベント(ライブやスポーツ大会等)】はAI機能付きサーマルカメラ搭載の大型モニター付き検温機器+来場アプリなどでの行動履歴管理
で分けるのもいいと思います。
①はそこまで検温人数も多くない=来場タイミングをずらせば円滑な検温が可能です。
検温者は1~2名に選定し、マスクの他フェイスシールドやゴム手袋などの装着を徹底すれば可能でしょう。
②からは人の手での検温を行わず、機器の導入を検討すべきです。
たとえ1000人以下であってもその個人を特定する事が難しければ、導入すべきでしょう。タブレットタイプの検温機器であれば1度の計測時間が0.3~0.5秒と短く、マスクを着用していても検温可能です。
③は機器導入が必須となるでしょう。
来場時間をずらしたとしてもそれは100人規模以上になるので、感染のリスクが高いと言えます。また、誰が検温を行ったかもわからない状態で会場に入れるリスクを考えると導入すべきは【AI機能付きサーマルカメラ搭載タイプ】です。
AI機能付きであれば顔認証システムを搭載しているので、例えホットコーヒーをもって検温したとしても誤った検温対象を選ばないので正確な検温が可能となります。
また、大型のモニター付きの場合、一度の検温で最大20~30人まで検温が可能で、他者の体温も目視確認出来るので、発熱者がいた場合にも周囲の人がそれを確認できる安心感があります。
イベント開催に向けて選ぶべき機器類とは
イベント開催時に最も重要なのは、【体調異常者を入場させない事】です。
事前に食い止められる最終地点は【入場ゲート】でしょう。
その為、入場時の検温には一番気を使うべきですし、感染症対策において最重要箇所となります。
ですが、前述したAI機能搭載のサーマルカメラ付き検温機器は当たり前ですが高価格帯です。ドラッグストアで体温計を購入するのとはわけが違く、一台数十万円~数百万円の価格帯になります。
そこでおすすめなのが【検温機器の短期レンタル】です。
検温機器の短期レンタル
高性能な検温機器の一部は短期レンタルでの使用も可能なのでおすすめです。
購入を前提にしてしまうと、このコロナ禍でのイベント開催にはリスクがあまりにも多くなります。
例えば購入したはいいものの、イベントの延期や中止に伴う余計な運送料の発生や、機器本体代金の回収が出来ない場合もあります。
こうなってしまっては次のイベント開催の目途も立たなくなってしまうので、現段階での購入はお勧めできません。
一方の検温機器の短期レンタルであれば、急なイベント中止にも低額のキャンセル料の支払い程度で済むという面はメリットです。
また、自社での運搬をしなくて済むのも、余計な人件費の抑制に繋がります。
そして重要なのは【検温機器の取り扱い】です。
高性能な分、精密機械なので使い方や運搬方法が悪いと故障や破損の原因になりやすい物です。その点でも専門業者がしっかりと梱包し、使用する現地まで運搬・設置し、使用後の撤去も業者が行うので安心して使用できます。
もちろん機器自体もメンテナンスが完了している機器を持ってくるので、現地での急な故障等も考えづらく、万が一故障したとしても対応が潤滑に行える点も在ります。
そして価格面も検温機器のレンタルはメリットが大きいです。
1台当たり数十万円の機器でも、短期レンタルであれば1日当たり数万円~の利用が可能です。長期間開催されるイベントの際には更にリーズナブルにレンタルが可能です。
以上の事を踏まえると、購入よりも短期又は長期レンタルで高性能機器を導入する方がイベント開催時にはメリットが大きいと言えるのではないでしょうか。
アドレックスでは大規模のイベントでも活用できる、モニター付きのサーマルカメラ(AI検温アラームシステム)のDS-43S-AIや小型タイプのKS-Compactを1日から短期レンタルできるプランを提供しております。
イベントなどを開催予定のお客様は是非ご活用下さいませ。