2021.04.12 BLOG

新型コロナ対策のワクチン接種時期や副反応について

新型コロナ対策のワクチン接種時期や副反応について

 

新型コロナウイルスは2020年初頭から世界中に感染拡大が起こり、2021年に至った現在でもその感染力は未だ衰えていません。

世間では都内の緊急事態宣言が解除されたものの、大阪府をはじめ、宮城県・兵庫県・沖縄県に感染者の増加が見られ、4/5には【まん延等防止重点措置】が対象となる都道府県に発令されました。

その発令の少し前に起こった出来事が【ワクチン接種】です。

今回はワクチンとは何か?という所から果たしていつ接種できるのか。また副作用はあるのかを詳しくご説明します。

あくまでも個人的見解を踏まえてのご説明とさせていただきますのでご了承下さい。

 

ワクチンとは何か?

まず基本的なところから解説していきます。

日本人の誰もが当たり前に受けてきたのがワクチン接種、いわゆる予防注射です。例えば子供の頃に受けた【ハンコ注射】を覚えていらっしゃいますでしょうか。これは結核のワクチンを接種する為の予防接種となります。

また、毎年秋口になると始まるのが【インフルエンザ予防接種】です。

この様に様々なウィルスに対応したワクチンが既に我々の体内にはあるのです。

では、ワクチンは薬なのか?

ワクチンとは平たく言うと【毒素のみを極限まで薄めたまたは無毒化したウィルス】です。

このウィルスを体内に入れることによって生成されるのが【抗体】となり、各ウィルスが体内に侵入した際に症状を和らげたり、そもそもの発症自体を抑えるいわゆる【免疫】をつくる働きをします。

だからこそ乳児にワクチン接種が多く、体内に抗体の生成を早めに行わないといけないという事が分かります。

このワクチンは感染症対策において最重要で最効率な感染症防止対策の為、現在でも世界各国で開発を行っているのです。特にワクチンは抗生物質の効かないウィルス性感染症に効果を発揮すると共に、細菌性の感染症で近年増加している【薬剤耐性菌】の対策としても非常に重要視されているのです。

この事から、ワクチンは【医薬品である】と言えるでしょう。

では今回の新型コロナウィルスのワクチン接種は日本国民全員が接種出来るのはいつなのかを考えてみましょう。

 

新型コロナウィルスに対するワクチン接種時期

 

まず、この新型コロナウィルスのワクチンは日本では【2回接種】とされています。

これは1回のみの場合、70~80%は発症を抑えることが出来ますが、1回接種に比べ、2回接種の方が新型コロナウィルスの発症を約95%抑えることが出来るという実験結果が出た事によるものです。

ですが接種してすぐに抗体が出来るわけではありません。

体内に摂取してから10日以上かかると言われていますので、1回目の接種後3週間の同曜日にもう一度摂取しなければなりません。

これを踏まえて見ていきましょう。

日本で一番最初に行われたワクチンの接種は【2021年2月17日】となっており、125名の方が接種しています。その125名の内、35名が3週間後の【2021年3月10日】に2回目を接種しています。

2021年4月6日時点における1回目のワクチン接種完了者は99.6万人、その内2回目の接種を完了した人は29.2万人となっています。

2か月で約100万人の方が1回目の接種が完了しているのですが、現在の日本の人口は125,480,000人です。

このうちのたった1,000,000人しか完了していないのです。

ざっくり言うと、全人口の125分の1が終わったばかりという事になります。

再度言いますが、ここまで2カ月の時間が必要となります。

そしてこのワクチン接種には【優先順位】があります。それに対して賛否両論があるのもまた現状です。

まず最優先は【先行医療従事者】と呼ばれる方たちです。

これは新型コロナウィルスの対応を直接する方たちで病院勤務者、搬送する職員・自衛隊なども含まれます。直接コロナウィルスに常に【濃厚接触する可能性が高い方々】との認識でいいのではないでしょうか。

次に【先行を除く医療従事者】です。

これもあくまでコロナウィルスに濃厚接触はしないものの、医療関係者であるという人や薬剤師などもこれに含まれます。

確かに先行の方々と比べると感染確率は格段に低くなりますが、重要なのは【この人たちでなければならない仕事がある】という所でしょう。

素人は薬の調合なんてできませんので、優先されるべきだと私も思います。

さて、続いてが【65歳以上の高齢者】です。

これはワクチン接種の優先順位としてどうなのか?と思いの方も現実いらっしゃいます。

ですがこの優先順位は【感染した際に重症化又は死亡するリスクが高い】という事が挙げられます。現に高齢で感染した場合、低年齢の感染よりも重症化しやすく、死亡率も各段に上がっています。

この事から私は【ワクチン接種せざるを得ない】との解釈をしています。

そして次は【基礎疾患持ち、高齢者施設従業員など】です。

これも理由としては上記と一緒でしょう。基礎疾患があれば感染した場合、新たな疾患の発生に繋がったり、疾患自体が重症化する恐れがある為です。

また、高齢者施設従業員はどこからウィルスを持ってくるか把握できない現状で、自分は無症状だとしても高齢者に感染するリスクが高い為でしょう。

最後に【その他一般】になります。

これには65歳以下の上記の人間以外が全て含まれています。

もう一度言いますが、接種開始から現在まで、およそ2か月で100万人が1回目の接種を完了しており、30万人が2回目の接種を完了させています。

2020年5月時点での大まかな数字ですが、先行医療従事者に含まれるであろう方は約261万人いるとされています。

この事から見ても、【その他一般】がワクチンを接種出来るのは早くて年末~来年以降にかけてと推測するのが妥当でしょう。

一番感染を拡大させる可能性がある【20代から50代】の、いわゆる【働き盛り】が一番最後の接種になる為、本当にこの優位選順位であっているのかという疑問も生まれるわけです。

さて、そんな国民の期待を大きく担っているワクチンですが、100%安全な物はこの世にありません。どんな物でもリスクはつきものです。

続いてはそんな【ワクチンのリスク】の話をしましょう。

 

ワクチンの副作用

 

皆さんはこんな話を聞いたことありますか?

『スズメバチに2度刺されると死に至る』

私も子供の頃に耳が千切れるほど母親に言われていたのを覚えています。

これは1度目に刺されたときにできるスズメバチの毒の抗体が、2回目の時に過剰に反応してしまう、いわゆる【アナフィラキシーショック】が原因とされています。

今回のワクチンの副作用はこのアナフィラキシーの数が多いという事です。

特に女性に発症が多いとされており、原因の一つには化粧品に含まれる【PEG(ポリエチレングリコール)】がワクチンと反応してアナフィラキシーが起こるとみられています。

このアナフィラキシーは一種の【アレルギー反応】で、場合によっては死亡するケースも少なくありません。ですが重要なのは【新型コロナウィルスワクチンによるアナフィラキシーは確かに出ている。が、全員回復している】という所です。

人によって発熱が出たり、呼吸器系や消化器系に影響を与え、吐き気や嘔吐などの軽症で済むケースもある為、一概に危険かといわれれば個人の判断に委ねる他無いでしょう。

日本は欧米諸国に比べこのアナフィラキシーの発症が多く、統計的に見れば約5000人に1人の割合で症状を起こす可能性があります。

この事から、ワクチン接種後には同施設の別室で30分~60分程度(接種施設などにより異なる)身体を安静にしておくスペースが設けられ、何か異変があった場合にはその場で適切な処置が出来る体制が取られています。

先程ワクチンの説明をした際にも言いましたが、ワクチンの大元はあくまでウィルスです。

人それぞれ身体の抗体は違う為、【接種してみないと反応が出るかわからない】という事も言えます。

現に先行医療従事者の方の中にも【リスクが高くて接種したくない】という理由から未接種の方もいらっしゃるのもまた現状です。

ですが、個人的な意見を言えば、接種しないで感染するよりも接種して感染したほうが軽症で済む事。また、仮にアナフィラキシーが発症した場合でもその場で対応できる準備が出来ている事を踏まえれば、接種したほうがいいのではないかと感じますし、その他一般はこのワクチン接種自体かなり遅くなる為、ワクチンの性能も今現在のものよりも数段上がった物を摂取できるという考えも出来ます。

 

最後に

今回はワクチンについての解説と副作用についてご紹介させて頂きました。

ですがあくまで接種は個人の判断ですので、ご家族と一度相談して決めてもいいのではないかと思います。

 

尚、アドレックスでは新型コロナ対策でとても有効なAI検温アラームシステムを取り扱っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

   

製品情報

アドレックスの検温アラームシステムのスペック表

  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
  • 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。
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