2021.03.23 BLOG
新型コロナ対策!コロナウイルスを乗り切るためのマスクの知識と賢い選び方
昨今の新型コロナウィルスの影響で、【新しい生活様式】の一環で取り入れられている【マスクの着用】ですが、皆さんにも既に馴染んできているのではないかと思われます。
現在のマスクは様々な種類が展開されており、一言でマスクと言っても多種多様です。
そんな中で間違ったマスク選びをしてしまうと、高価なマスクを購入したとしても【感染防止対策】としては意味が無い等の事例も多い事から、今回は
1、マスクの種類と適切なマスクの選び方
2、感染症防止対策にはどのマスクがいいのか
3、最新のマスク事情
をご紹介させて頂います。
目次
マスクの種類と適切なマスクの選び方
さて、前述したように現在一般販売されているマスクは多種多様です。
もちろん一般に使用されているものから、工業用、医療用等の分野に分かれます。
この章ではマスクの種類と用途を簡単にご説明します。
家庭用マスク
一般に広く知られているマスクは主にこの家庭用マスクでしょう。ウィルスや花粉、中国から来るPM2.5等の防護用として効果を発揮します。
性能も機能も様々ですので、各用途に合わせた選び方が重要になってきます。
医療用マスク
主には病院、介護施設などで使用されているものです。感染症対策に特化しているものが殆どで、形状は家庭用マスクと大差ありません。
工業用マスク
工事現場や放射性廃棄物を取り扱う現場等、その用途に合わせて作られています。主に工事などで発生する粒子を体内に入れない為の防護用となります。
次に、現在新型コロナウィルス対策として広く使用されている家庭用マスクの素材や形状を見ていきましょう。
不織布
家庭用で一般的な素材です。繊維を熱、機械で絡ませ、1枚の布状にしたものです。使い捨て用のマスクに使用されることが多く、低価格で購入しやすい物となります。
メリットは
1、使い捨ての為、常に衛生的に使用でき、低価格でどこでも購入可能
2、普段使い出来ることから、通気性等様々なニーズに対応している
デメリットは
1、再使用出来ない
2、商品自体の品薄や欠品が想定される というものです。
ポリエステル
こちらも現在広く使用されているものです。原材料は石油となり、通気性と使い心地がいいのが特徴です。また、耐久性にも非常に優れ、洗って再度使うことが出来るのでコストパフォーマンスも高いものとなります。
メリットは
1、1度購入してしまえばしばらくは使える
2、洗浄する事で繰り返しの使用が可能
3、乾きやすく、形状も崩れにくい
デメリットは
1、言ってしまえばプラスチックと一緒なので目地が荒い
2、ウィルスなどの吸引防止にはほぼ効果が無い というものになります。
ポリウレタン
こちらも一般家庭で広く使用されています。ポリウレタン(PU)はウレタンゴム又はウレタン樹脂と呼ばれ、ジイソシアネートとジオールモノマーで生成されたものです。
メリットは
1、1度購入してしまえばしばらくは使える
2、洗浄する事で繰り返しの使用が可能
3、乾きやすく、形状も崩れにくい
デメリットは
1、不織布と比べると目地が荒い
2、ウィルスなどの吸引防止にはほぼ効果が無い というものになります。
ガーゼ
昔懐かしい【給食配膳に使ったマスク】と言えば誰もが分かると思います。木綿糸を原材料とし、肌触りがよく日本中で広く知られており、現在はサイズやデザイン性が見直されおしゃれなものも多くなってきています。
メリットは
1、通気性・吸湿性に優れ、繰り返し使用できる
2、化学繊維で皮膚に影響のある方でも使用できるナチュラルな素材
デメリットは
1、不織布に比べ目地が荒い
2、長時間の使用や、慣れていない人が使うと、耳の上部に痛みが出やすい
というものが挙げられます。
さて、ここで肝心の医療用マスク説明をします。
医療用マスクとは【医療従事者が使うマスク】というものです。
そう。医療用マスクと呼ばれるものには、明確な【基準】がありません。
例えば【○○というウィルスを何%防護でき、尚且つ・・・】のようなものが存在しないようです。実際は【家庭で使うか、医療現場で使うか】だけの違いです。
ですが、医療現場で主に使用するのは【不織布マスク】となり、【サージカルマスク】とは直訳すると【外科医のマスク】になります。
この様な観点から、現在のマスクの主流は【不織布マスク】が多いという事に繋がってきます。
では、感染症防止の観点から見た最適なマスクとは何なのかを次章でご説明いたします。
感染症防止対策にはどのマスクがいいのか
前述したように、一番感染防止対策に適しているのは【不織布マスク】です。
豊橋技術科学大学の研究では【マスクごとの飛沫量】の研究を進めており、その中でもダントツで【吐き出し・吸い込み】時の飛沫量を抑えたのが不織布マスクでした。
例えばマスクなしの場合の【吐き出し・吸い込み】を100とし、不織布マスク着用時の【吐き出し飛沫量】は約8割軽減されたという結果です。
同様にガーゼなどの布マスクは約7割、ポリウレタンは約5割という結果となりました。この事から【吐き出し時の飛沫量軽減には不織布マスクが最適】という事が確認出来ます。
また、飛沫が自身に影響するのは吐き出し時だけではなく、【吸い込み時】にも関係してきます。
この吸い込み時の研究も同時に行われ、不織布マスク着用時の【吸い込み飛沫量】はマスクなしに比べて約7割軽減されたとの結果が出ています。
同様に布マスクは約4割、ポリウレタンは約3割と、不織布マスクに比べ、かなり劣っている結果となりました。
この事から、【感染症防止対策の観点から見た最適なマスクは不織布マスク】と言えるでしょう。
また、最近都内を中心に見かける【2重マスク】。よほど感染防止対策に余念が無いようですが、あれは研究者によると『意味がなくマスクを無駄に使うだけ』との声が多数ある様です。『1枚のマスクをきちんと着用し、交換頻度を上げたほうがよっぽど感染症防止対策には最適』と、着用している人の絵を見ながら笑っていましたので、本当に意味が無いのでしょう。
その他に工業用のマスクには【○○の防護には○○】という風に法律で決められています。
逆にその様な場所にただの家庭用マスクでは入る事は出来ませんし、たとえ入ったとしても人体にかなり有害な物ばかりですので、うかつに【マスクをしていればいい】という事にはなりません。
ここまででマスクの種類や使い方、選ぶ条件等を簡単に説明させて頂きました。
【ではガーゼやポリエステル・ポリウレタンマスクは使わない方がいいのでは?】と思う方もいらっしゃると思いますが、それは違います。
要は【使い方を変える又は何かと組み合わせて使う】という事です。
例えば、化学繊維に皮膚が過敏に反応してしまう方は一般的な不織布マスクが使用できなかったりします。
もちろん【デザイン的にポリウレタン製品がいい】という人もいらっしゃいます。
ですが感染防止には使えないことが多い。という事は【感染防止対策のものと組み合わせて使う】事もできるという事です。
その事を踏まえて、最後に【最新のマスク事情】を幾つかご紹介致します。
最後に最新マスクあれこれ
さて、前述した【感染防止対策のものと組み合わせて使う】という事について説明します。
要は【マスク自体が感染防止対策向きではない】というだけで、【マスク内部又は外部に感染防止対策を講じればいい】という事です。
例えばマスク内部に純銀の除菌シートを挟み、呼吸による水分で【銀イオン】を発生させるものも販売されています。
また、マスク表面に【光触媒加工】を施し、常に除菌・抗菌作用を持たせており、繰り返し使用できるものもあります。
その他にも【メガネ着用者に優しく、曇りにくい設計】や【化粧品がマスクにつかない】等、現代の人のライフスタイルに合わせた商品がかなり出てきています。
この様にマスクと言っても様々で、用途や種類によっては感染防止対策に最適な物も在れば、単体では意味をなさず、組み合わせることではじめて効果を発揮するものもある事が分かって頂けたのではないでしょうか。
環境ごとにマスクを使い分けるというのも大事なのではないかと思います。
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製品情報
- 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
- 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
- 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
- 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。