2020.12.22 BLOG

PCR検査を受けたいと思った場合に利用できるサービスや相談機関

PCR検査を受けたいと思った場合に利用できるサービスや相談機関

昨今の世界中で感染が拡大している新型コロナウィルス。

いくらこちらが感染防止対策を行っても、国の促進している【GoToキャンペーン】の影響からか、感染者数は増加の一途を辿っています。

神奈川県では12月初めに【患者の点数化】を行い、重症患者の選定とその治療の優先を行う事が発表されました。

これは【入院優先度判断スコア】といい、75歳以上は3点、65~74歳は2点、糖尿病などの疾患がある場合には感染後重症化しやすいことから1点、無症状は-1点等というもの。これにより合計が5点以上でないと、病院への入院は出来ないようになるとの事。

逆に言えば、これで4点だった20代などはどうなのでしょうか。

それでも入院させないという判断ならば、医療崩壊の前に感染者の重症化が進むのが早いのではないかとも思います。

今私たちにできることは

①、感染防止対策の徹底

②、出来る限り他の医療機関にもかからない様に健康管理の見直し

この程度ではないでしょうか。

今回はそんな感染防止対策を個人で行っていたにも関わらず、感染の疑いが出た場合の相談先や対応などをまとめていきましょう。

 

まずやらなければならない事とは?

コロナウイルスの感染防止対策でまずやらなければならない事とは?

PCR検査の前に必ずやるべき事。それは【検温の記録】です。

新型コロナウィルスの特長として【37.5の発熱が4日以上】という項目に当てはまるかどうかがポイントです。

今の日本では無症状患者数が多くなっていますが、なにも

【PCR検査の受診人数=感染者数=保菌者数】ではありません。

ただ単に風邪による発熱で、無駄にPCR検査会場に行き、そこで無症状ですと言われながらも、その会場に行ったことにより感染してしまうケースもあるようです。

発熱が継続的に続いている事、そして息苦しさの有無や強い倦怠感の有無がPCR検査を受ける目安となります。

そしてもう1つは【インフルエンザの予防接種】を受けているかどうかとの事。

もしもPCR検査を受けるとなったら、まず最初にこの事を聞かれるようです。

予防接種を受けた人はいつ、どこで受けたのかを明確にしている必要がありますね。

そして【感染拡大している地域への往来やそれに伴う行動経路】の確認も必須です。

自身がどのような動きをし、どこで感染した可能性が高いのか、そしてどこにいた人へ感染を拡大させてしまったのかの目安になるでしょう。

厚生労働省が推進している接触確認アプリ【COCOA】の導入はしていますか?

これは自身の行動のみならず、陽性結果を受けた方とのすれ違いや、同じ施設内に居た事を記録、アラートにて確認できますので、今の日本では間違いなく必要不可欠です。

特にGoToなどで旅行や移動した方、今後何処かへ移動予定の方、年末年始で帰省される方は入れていないと、周囲に迷惑をかける恐れがありますので、ダウンロードしておくことがお勧めですね。

私自身も仕事上、他の都道府県の方と接触しやすい環境下で仕事をしていますので、家族と周囲の部下、同僚には全員にダウンロードさせたくらいです。

もし仮に検査を受けたいと思った場合の手順は、日本国内であればほぼ同じですので、大阪においての相談、受診方法やそれに伴う注意点などをご紹介していきます。

各都道府県においてHPを確認したところ、同じ内容でPCR検査までの診療、受診が出来ますので、参考にしてください。

大阪府HP

https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000490878.html

第一報からの流れ

 

継続的な発熱などが確認された場合は、まずはかかりつけの病院に電話で連絡してください。かかりつけ医などがない方の場合は、各都道府県に設定されている【受診・相談センター】へ電話してください。

都道府県のHPに行くと、【発熱等の症状がある方】と言った内容の箇所がありますので、そこをクリックすると、【受診・相談センター】の電話番号が表示されます。

ここで現在の症状や前述した内容を確認され、検査対象になるかどうかの確認をされます。

そして検査対象の場合は【指定診療・指定検査医療機関】を紹介されると思います。

しっかりと電話で確認し、病院名はメモなどを取り把握しておきましょう。

この受診・相談センターから、指定されている医療機関へ連絡が行き、現在の空き病床数やコロナウィルス患者数、その一人一人の容態に合わせて入院の日取りや場所、他の患者との接触の無い様時間調整などを行うことが一般的のようです。

このような入院の準備段階で自己的に来院してしまうと、感染を拡大させる恐れがある為、来院の際は自己判断で行ってはいけません。

どうしても外出が出来ない御高齢の方や小さな子供をお持ちの家庭などでは、発熱があって継続的であっても【病院】へ行くこと自体、意識的に嫌悪感を示す方もいらっしゃいます。

そんな時には【自宅でコロナウィルスの抗原検出】の出来るキットも販売されています。

これはのどの粘膜から新型コロナウィルスの抗原を検出する為のもので、従来のように鼻の奥まで綿棒を入れての検査ではありませんので、比較的に痛みを伴わない物です。

最短で約20分で陰性か陽性かが判断できますが、100%ではありません。

97.7%という高い合致率を誇るものですので、もしも陽性だった場合にはスムーズに診療手続きを行えるでしょう。

また、陰性であった場合にも、約3%は感染の可能性を秘めていますで、この結果を相談センターへ伝えておきましょう。

ですが、先程も書いた通り、100%ではありません。

『大丈夫』と思ってスーパーに買い物に出る、飲食店に外食しに行く、映画を見に行く等をしてしまい、実はその3%内の陽性で、それがクラスター感染の原因なんてことになったら取り返しがつきません。

適切な診断と、適切な来院の為にも、このキットだけで陰性か陽性かを判断しないように心がけて下さい。

あくまでも【重要な参考】程度に考えておくのがいいですね。

そしてPCR検査で陽性だった、入院まで期間がある、家族に感染させたくないといった方のためにあるのが【ホテル療養】と言った手段ではないでしょうか。

これも現在、インターネットで【コロナ ホテル療養】と調べれば検索できます。

中でも今注目されているのは【あんしんステイIoT】というものです。

これはホテル側にも患者側にも感染予防でとても期待できるものです。

それは、【人との接触時間の短さ】にあります。

(株)グランドゥース様等の多くの企業が現在、北海道・東京・大阪・島根・福岡・沖縄他に展開している民泊施設の運営代行に伴い取り入れており、主な機能は【人との接触時間の短縮】が可能であるという事です。

宿泊先のタブレットにて本人確認を行い、顔写真の撮影と個人情報の登録で宿泊カードを発行してもらい、暗証番号のカギを開け入室。

1人部屋から大人数まで対応していますし、部屋の管理や清掃面でも行き届いている事が分かります。

これだけ人との接触をなくし、感染防止が出来る施設ですので予約や長期滞在者でも安心して生活できるのではないでしょうか。

また、外国人の方はパスポートの撮影を行っての入室になりますので、万が一のトラブルにも迅速に対応できますし、専用のサポートもついていますので、長期滞在者でも気兼ねなく生活できそうです。

但し、全員がコロナ感染の為に宿泊できるわけではありません。

4月2日に厚生労働省から示されている内容を抜粋するとこうです。

【宿泊療養】


上記の「都道府県が用意する宿泊施設での安静・療養」の受入可能人数を超えると想定される場合などは、

高齢者等と同居している軽症者等▼医療従事者や福祉・介護職員など(業務において高齢者等と接触する者(以下、医療従事者等)と同居している軽症者等―を優先的に宿泊療養させる。とくに「自宅療養で、生活空間を分けることができない」場合には、「確実に宿泊施設を利用できる」よう配慮する

もちろんこの限りではありませんが、基本的に

・都道府県が用意した宿泊設備のある場所は【食事代】と【ホテル代】の負担はない

・外出は一切禁止(ホテル内移動は制限付きで可能)

・面会禁止

・日用品は個人負担

・体調変化の報告義務がある

等の制約が多くありますので、宿泊施設によって上記内容にも差があるようです。

したがって、自己判断で行った場合は全額自己負担になる場合があります。

しっかりと受診・相談センターでこの振り分けも行いますので、必ず連絡してください。

 

最後に

今回ご紹介させて頂いた内容は、あくまでも迅速に対応できた場合を想定していますが、医療崩壊寸前の日本において、重要なのはまず個人の感染防止対策の徹底です。

もちろん、感染した原因を探しても、現状は【感染経路不明】という所が多い為、誰のせいで感染した!どこに行ったからだ!とは言い切れません。

ですが、もしも感染した場合は、上記にある手段と手順を守り、自身からの感染拡大を防止してください。

必要であれば、ホテル療養も視野に入れての病状回復も行わなければなりませんので、自己判断で解決や行動を慎んで頂くのが賢明だと思います。

尚、アドレックスでは新型コロナウイルス対策でとても有効な検温アラームシステムという非接触タイプの検温機器などを提供しておりますので、もしよろしければそちらの商品も是非ご検討下さい。

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