2023.02.15 大阪万博
大阪万博(関西万博)の周辺エリア情報やこれまでの万博の歴史を紹介
東京オリンピックが無事終わり、日本の躍進に向けた機運も醸成されましたが、次の大きな国際イベントは大阪万博(関西万博)ではないでしょうか。
2025年の大阪万博開催に向けて大阪周辺は、ホテルの改装や外資系高級ホテルの参入など、観光資源開発にも熱が入っています。
万博に出かける際に、宿泊したいホテルや観光資源を紹介ししていくとともに、日本での万博の歴史について解説していきます。
目次
大阪万博(関西万博)会場周辺のおすすめ観光スポットは?
万博の会場は、大阪湾の夢洲(ゆめしま)です。万博の開催目前ですので、この機会に、大阪万博会場付近のスポットに出かけようという方も多いのではないでしょうか。
まずは、会場周辺のスポットや宿泊施設をみていきます。
大阪万博(関西万博)の会場の夢洲の近隣はどうなっている?
出典: IBPC大阪HP
夢洲は、大阪湾内の北側、神戸よりの位置に造られている3つの埋立人工島のひとつです。もっとも北にあるのが、舞洲(まいしま)、南にあるのが咲洲(さきしま)、その中間にあるのが万博会場の夢洲。万博開催までには、大阪メトロ中央線の夢洲駅が開設され、鉄道で会場に行くことができます。
夢洲周辺の人気スポットは
遠方から万博見物に行くのならば周辺の観光スポットも巡りたいですよね。人気のユニバーサルスタジオジャパンもあります。予定を合わせて楽しむのも良いでしょう。
ユニバーサルスタジオジャパン
出典: いこ〜よHP
いわずと知れた超有名テーマパーク。夢洲のすぐ近くにあります。行ったことがある人も多いと思いますが、万博と同時に楽しむのも一興ですね。万博もユニバ、どちらも1日では足りないので、合わせて長期滞在するのも贅沢で楽しいでしょう。
天保山ハーバービレッジ/海遊館
出典: 海遊館HP
ジンベエザメが展示されている世界最大級の水族館海遊館や、天保山マーケットプレイス、大観覧車などが楽しめる複合型のアミューズメントです。
海遊館は、環太平洋の自然環境と生き物たちの暮らしがテーマで、日本の森、アリューシャン列島、モンタレー湾、グレート・バリア・リーフ、日本海溝などをテーマとした多数の水槽でさまざまな生き物に会うことができます。
大阪グルメを楽しめるゾーンもありますので、ゆっくり過ごすのも良いでしょう。
大阪万博(関西万博)にいく際に泊まりたい話題のホテルは?
出典: ホテルフクラシア大阪ベイHP
せっかく万博に行くならば、新しい高級ホテルに宿泊したいと思いませんか?外資系ホテルグループも数社参入し、大阪湾岸地域には快適で高級な5つ星ホテルが増える予定です。
近隣の個性的なホテルと、話題の高級ホテルを紹介しましょう。
大阪万博(関西万博)に近く自然の中で滞在を親しめる ホテル・ロッジ舞洲
出典: ホテル・ロッジ舞洲HP
万博会場の夢洲の対岸に位置していて便利。ユニバーサルスタジオジャパンの来訪者が宿泊することも多い施設です。自然と一体となった12,000坪の広大な敷地に、ホテル2棟とログハウス風のロッジでの滞在が選べます。
舞洲スポーツアイランドと隣接しているので、万博から帰ってきたら、バーベキューフィールドで材料にこだわったバーベキューを楽しんだり、海外線の散歩コースを歩いたりと、過ごし方もいろいろ。
ホテル・ロッジ舞洲は、万博に向け「エシカルリゾート」を宣言し、メニューやアメニティの改善などを約束しています。
生まれ変わる老舗リーガロイヤルホテルVignette Collection(ヴィニェット コレクション)
出典: リーガロイヤル大阪HP
大阪の老舗ホテルであるリーガロイヤル大阪が、英国に本拠を置く多国籍ホテルグループIHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)のコレクションに加盟し最高級ホテルとして全面的にリニューアル。IHG最高級コレクションに追加された新コレクションがヴィニットコレクションになります。
客室ばかりではなく公共エリアも一新し、ラグジュアリーで魅力あふれるホテルとして一新。リニューアルオープンは、2025年の3月です。
オートグラフ コレクションホテル加盟の一流ホテルがオープン
出典: JR西日本HP
米国のマリオネット・インターナショナルによるオートグラフ・コレクション。世界の個性的な独立系ホテルからなるコレクションに加盟するのが、梅田3丁目計画(仮称)の事業のひとつとしてJR西日本が中心に開発しているホテルです。初代の大阪駅発祥の地に、2024年開業予定の高級ホテル。楽しみですね。
ヒルトンの最高級が大阪にオープン ウォルドーフ・アストリア大阪
出典: PR times HP
ヒルトンの最高級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア」が関西に初オープンです。梅田の大規模再開発により2025年に開業予定。ウォルドーフ・アストリアの象徴、ラウンジ&バー「ピーコック・アレー」は新しい大阪の名所になることでしょう。
万博を見据えたホテルのリニューアルとオープンは2023年からますます盛んになります。
そして、実は万博開催時期に向けた高級ホテル開業ラッシュで、注目すべきは京都。
2023年は9月にタイの高級ホテルグループのデュシットによるデュシタニ京都がオープン。2024年にはIHGの京都東山SIX SENSESとリージェント京都、12月にはヒルトン京都とシャングリ・ラ ホテル京都、と5つ星ホテルのオープンが目白押しです。
新型コロナウイルス感染症の影響で、甚大なダメージを受けたインバウンド観光の回復期。ゴールデンルート重要拠点である関西地域での宿泊・滞在を世界に印象づけられれば、万博の経済的効果も見込めます。
万博の歴史を振り返ってみよう
会場周辺のスポットを紹介してきましたが、次は、そもそも万博とは何でどういう歴史があり、日本は万博とどう関わってきたかについて解説していきます。
そもそも万博とは何か?他の展示会や博覧会とどう違うのか
万博とは万国博覧会の略ですが、そもそもどのようなものなのでしょうか。
大規模で有名な北米国際自動車ショーやCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)をはじめ、国際的な展示会や博覧会があります。また万博同様にEXPO.(Exposition)という名称を使っているイベントも多いです。それらと万博とはどう違うのでしょう。
万博とは?
出典: ウィキペディアHP
万国博覧会とは、1928年に締結された国際博覧会条約に基づいて行われる博覧会を指します。パリに本部のあるBIE(博覧会国際事務局)という団体に申請し、承認されることで国際博覧会という名称をつけることができるそうです。条約締結以前に実施された万博も国際博覧会を名乗ることができます。
国際博覧会とはなにか
国際博覧会条約に基づいて、複数国の参加により実施される博覧会のことです。日本では一般的に万国博覧会、万博と呼ばれています。
博覧会の定義は、
「博覧会とは、名称のいかんを問わず、公衆の教育を主たる目的とする催しであって、文明の必要とするものに応ずるために人類が利用することのできる手段又は人類の活動の一若しくは二以上の部門において達成された進歩若しくはそれらの部門における将来の展望を示すものをいう」※
とされています。
つまり、現在の文明が持つ課題を解決するための技術や活動、考え方などをお披露目することで、人類の未来像を示すというところでしょうか。
登録博覧会と認定博覧会
条約では、登録博覧会と認定博覧会の2種類の博覧会があります。
登録博覧会
BIEにより登録された正式な国際博覧会です。1995年以降、登録博覧会は少なくとも5年の間隔を置くことと定められていて、開催できる年が決定しているために、2カ国以上の申請がある場合には、博覧会国際事務局の総会で決定されます。
「歴史的道義的な特別の理由」「最近の博覧会後の経過期間及び競合する各国の既に開催した国際博覧会の数」などを考慮して投票が行われます。
登録博覧会は、6週間以上6ヶ月以内の開催が認められます。また参加国のパビリオン建造等のコストについては参加国が負担することなど、開催国が規模の大きい博覧会を行うことができるメリットがあります。
認定博覧会
認定博覧会は、明確なテーマがあり会場の総面積が25ヘクタール以を超えないものという規定があります。また、開催期間は、3週間以上3ヶ月以内とされ、登録博に比べて小規模な開催になります。
また各国パビリオンの建造など、賃貸料、費用については、主催国が負担しなくてはなりません。
2つの登録博覧会が開催される間に1度だけ開催することが認められています。
史上初の万博は? 日本が参加した最初の万博は?
出典: ウィキペディアHP
最初に開催された万博は、1851年にロンドンのハイドパークで開催されたロンドン万博博覧会で141日間の開催で604万人もの動員があったそうです。イギリスの国威発揚と、先進的な工業を世界にアピールすることが目的でした。
※「国際博覧会条約」抜粋(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hakurankai/jyouyaku.html)
日本と万博とのかかわり
出典: ウィキペディアHP
日本が初めて参加した万博は、1864年のパリ万博です。パリで開催される2回目の万博でした。明治維新の前年に実施されたこの万博に、日本からは、幕府と薩摩藩(鹿児島)、鍋島藩(佐賀)がそれぞれ出品しています。日本人女性がキセルで一服する姿が見られる茶店などが人気でした。
1873年のウィーン万博では日本政府として公式に参加。浮世絵、錦、漆器、櫛、人形などの工芸品、仏像、楽器、刀剣や甲冑、陶磁器などの美術品、生活道具まで複数のジャンルの品物が展示されたそうです。
また、1300坪の敷地に、神社と日本庭園を造り、鳥居、神殿、反り橋などを配置したといいます。また、名古屋城の金鯱や鎌倉の大仏の模型も展示されました。
それらの展示・出品は、ジャポニズムブームとして受け入れられ、ウィーン分離派などの美術にも影響を与えたといいます。
日本開催の万博の歴史
出典: ウィキペディアHP
日本での万博開催ですが、1890年に、万博開催案がありましたが時期尚早で見送られました。
1940年には、紀元2600年を記念し東西文化の融合をテーマとした万博を東京と横浜で開催する予定でした。チケットも発行されましたが、第二次世界大戦のため1938年に中止が決定しました。
東京の晴海・月島と現在の豊洲がメイン会場なる予定でした。晴海通りの勝鬨橋は、有楽町・銀座から万博会場に抜ける交通整備の一環として建設されたのだといいます。
なお、販売されたチケットは、1970年の大阪万博、2005年の愛・地球博の入場券として使えるという措置がとられました。実際に、大阪万博でも愛・地球博でも1940年万博のチケットを使用した方がいたといいます。
大阪万博/1970年 (日本万国博覧会) 一般博
その後、1970年に日本で最初の万博として大阪万博が開催されました。総合的なテーマを扱う一般博覧会(現在の登録博覧会)としての実施です。
期間は1970年3月15日から9月13日まで183日間の開催でした。テーマは「人類の進歩と調和(Progress and Harmony for Mankind)」で、77カ国、4国際機関、1政庁、9州市が参加。
入場者数は6422万人でした。
動く歩道、モノレール、電気自転車、電気自動車、テレビ電話など先進的な技術や商品が初めて展示されました。テーマ館として建設されたのが岡本太郎氏デザインによる「太陽の塔」です。
アメリカ館ではアポロ12号により持ち帰られた「月の石」が展示されました。
沖縄海洋博/1975年 (沖縄国際海洋博覧会) 特別博
出典: ウィキペディアHP
沖縄返還、沖縄県の日本本土復帰を記念して、1975年7月20日から1976年1月17日の184日間開催。国際博覧会の位置付けでは、大阪万博のような一般博ではなく特別博として行われました。
「海-その望ましい未来」をテーマとし、36カ国、3つの国際機関が参加。KRTという新交通システムが活躍しました。入場者数349万人。
つくば科学万博/1985年 (国際科学技術博覧会) 特別博
出典: ウィキペディアHP
「人間・居住・環境と科学技術」をテーマとして、48カ国と37の国際機関が参加。特別博としては最多の2033万人の入場者数を実現しました。ロボットや光ファイバー、ロケット、宇宙ステーションなどが展示され、ロボットが演じる劇場などが人気だったといいます。
国際花と緑の博覧会/1990 特別博
出典: ウィキペディアHP
大阪府鶴見区と守口市にまたがる鶴見緑地で開催された認定博覧会。国際博覧会条約で定められた国際園芸家協会の国際園芸博覧会でもあります。
テーマは、「花と緑と人間生活のかかわりをとらえ21世紀に向けて潤いのある豊かな社会の創造を目指す」でした。83カ国と55の国際機関、212企業・団体が参加しました。
入場者数は2312万人と特別特の動員数の最高を更新しました。
愛・地球/2005年 (2005年日本国際博覧会) 登録博(旧一般博)
出典: ウィキペディアHP
日本で開催された2回目の総合的なテーマを扱う大規模な国際博覧会。21世紀最初の国際博覧会です。
2005年3月25日から9月25日の185日間開催されました。
メインテーマは「自然の叡智」。「地球大交流」をコンセプトとして、121カ国4国際機関が参加しました。入場者数は、2200万人。公式サイトが現在も残っている万博でもあります。
サブテーマのひとつとして「循環型社会」を掲げ、環境に配慮した会場、環境負荷の少ない交通手段、新エネルギー、環境について学ぶ機会の提供など環境問題を扱った博覧会でもありました。
メインの長久手会場には、広大な森林体験ゾーンが設けられ日本庭園、森の自然学校などが展開されました。
(予定)2027横浜国際園芸博覧会/2027年 認定博(旧特別博)
2022年11月の国際博覧会条約に基づく国際博覧会に認定され開催が決定し、2027年に開催される予定の認定博覧会です。開催期間は、2027年3月19日から2027年9月26日。入場者数は1500万人を想定していますが、ICT(情報通信技術)を活用した参加など多様な参加形態を想定しています。
テーマは、「幸せを創る明日の風景~Scenery of the Future for Happiness~」。
国際園芸家協会の承認とBIEの認定を受けた博覧会です。
大阪万博の周辺エリア情報やこれまでの万博の歴史のまとめ
大阪・関西万博は、日本で3回目になる総合的なテーマをあつかう登録博覧会です。万博史上初になるバーチャル博覧会も併設し、リアルでの来場以外でも世界中から未来の共創に向けた実証実験が体験できる場です。
日本は、明治維新前から万博と関わっていました。アジアで最初の国際博覧会を1970年に開催してから50年を超え、未来に向けた博覧会が、2025大阪・関西万博であるといえるでしょう。
チケットの販売は、2023年の9月以降を予定。旅行会社等では宿泊と交通をセットしたチケットも発売されます。
2025年の大阪・関西万博がとても待ち遠しいです。
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