2021.08.18 BLOG
検温機器の短期レンタルをする際に気を付けたいポイントとガイドラインについて
昨今のコロナ禍で自粛やステイホームを意識している中でも、中々感染者の増加に歯止めがかからず、将来的にはロックダウンの様な厳しい措置も考えられる今。経済活動にもその影響が大きく出ています。
店ではクラスターの発生が多く報告されている事から、時短営業や入場規制等をしっかりとガイドラインとして掲げており、そのガイドラインを遵守出来る店舗や遵守している店だけが生き残っていると言っても過言ではありません。
ですが、飲食店以外にも大きく打撃を受けたのがイベントの開催などを行う企業です。
イベントは全体的に延期又は中止になり、軒並み赤字になりつつあります。
しかし、イベント会場でのクラスター発生はあまり耳にしないのはなぜでしょうか?
それは、一般的な企業よりも感染症防止対策を徹底的に行い、感染の可能性を早い段階で摘んでいるという事でしょう。
今回はそんなイベント開催時に最も効率的な【検温機器の短期レンタル】で気を付けるべきポイントと、各種イベント開催時の感染症防止対策ガイドラインについてご紹介します。
目次
検温機器や検温アラームシステムの短期レンタルで気を付けるべきポイント
検温機器や検温アラームシステムの短期レンタルで気を付けるべきことは5つ。
まず1つが【レンタル期間】です。
検温機器のレンタル期間
検温機器のレンタル期間はイベント開催前に事前に連絡を取り、【予約】というスタイルが一般的ですが、現在の場合はイベント開催前の予約は早くても2カ月前程度がいいでしょう。
最近の国内では急に緊急事態宣言やまん坊等の経済活動を制限する発令が出されることや急な解除が多く、以前のようにかなり早い段階で予約してしまうとイベントが開催できなくなった場合にも、また宣言が出されて中止と判断したはいいものの、イベント開催前に解除され、機材の確保が出来ない等の事例も発生しやすくなります。
確実に開催できると判断できるのが約2カ月前でしょうから、開催判断をしてからでも遅くはありません。
また、短期レンタルであれば例えイベントが中止になったとしてもキャンセル料程度の支払いで済むので、購入よりも断然支出が少ないのも短期レンタルの魅力です。
続いて2つ目が【レンタル金額】です。
検温機器のレンタル金額
費用は業者によってもまちまちなので一概には言えませんが、共通する事は【短期よりも長期がお得】という事でしょう。
高性能な検温機器1日当たりの短期レンタル料の平均は約3万円~5万円前後ですが、これが1カ月だと割引が発生しやすくなります。印象としては1日のレンタル料×10日分で1カ月レンタル出来る印象が多いです。
もちろん1か月よりも半年、半年よりも1年の方がトータルの検温機器のレンタル料は安くなります。
ですが、現状で『3年間検温機器をレンタルします』というのは流石にリスクが大きいので、イベントなどで使用する場合はイベント開催期間中のみ、3つのイベントが流動的に開催できるのであれば一気にレンタルせずにイベントごとにレンタル日を分ける、飲食店などのコンスタントに毎日使用するのであれば1カ月毎等レンタル期間の選定は行いましょう。
続いて3つ目が【保障・管理】です。
検温機器短期レンタル時の保証・管理
殆どの場合は短期レンタル料金に保証や点検等も含まれているので問題はありません。
ポイントはついているかどうかではなく、実際に故障した際の対応です。
多いのは実際にレンタル業者でも故障などの対応はしておらず、修理に多少の時間を取られることがあります。
保障や故障した際のトラブルシューティングはレンタル前に問合わせしておき、連絡先や担当者を明確にしておくことも重要です。
購入との大きな違いは【故障時の代替品】でしょう。
検温機器短期レンタル時に機器が故障した際の代替品の対応
車の車検のように都度、替えの機器がくればいいですが殆どの場合は修理を待つのが一般的でしょう。
ですが短期レンタルの場合は故障した際の代替品も手配しやすく、定期的なメンテナンスも利用できる場合がありますので安心して利用できます。
また、現在はあまりありませんが、確認事項などは全て【文書】で行うのもおすすめです。
後で言った言わないで小さなトラブルが大きくなる可能性もあります。
しっかりと確認したい事をまとめておき、専用の問い合わせメール等で確認しましょう。
続いて4つ目が【機器のタイプ】です。
短期レンタルをする検温機器のタイプ
例えば大型モニター付きのAI機能を搭載したタイプだと約1.5m幅位でしょう。
高さもそれなりにあるので天井が低い場合は使用が難しくなります。
タブレットタイプは自立型か据置型の2種類が多い印象です。
これなら狭い場所でも設置可能ですが計測人数はいずれも1名ずつなので、検温回数が多い場合には検温時間が多少掛かります。
検温機器と言っても種類や大きさは様々で、高性能なものでも小型のタブレットタイプは検温に多少の時間が掛かります。
モニター付きのサーマルカメラであれば一度の検温人数が20~30人と検温スピードが段違いに早い為、大規模なイベントで人が多く集まる場合は、モニター付きのサーマルカメラをおすすめします。
機種の選定は性能+設置可能かどうかで選ぶのがポイントです。
最後に【使用可能箇所】です。
短期レンタルをする検温機器の使用可能箇所
高性能な検温機器に注意が必要なのが【水】でしょう。
例えば屋外イベントでレンタル機器の検温機器を雑に扱い、突然の雨で故障したという事も珍しくありません。
逆に炎天下の中で機器を直射日光に当ててしまい故障するケースも考えられます。
使用する場所やその周りの環境【噴水などの噴霧された水が飛んでくるなど】を考慮した機器選定が重要ですし、その対策も重要です。
イベント会場などでは屋外に入場ゲートを設置するのが多いので、特に水には気を付けるべきでしょう。直射日光が当たらないように大きめの仮設テントの中で計測を行えば、突然の雨にも対応できますし、検温者にとっても嬉しいことです。
仮設テントなどが設置出来ない場合には検温箇所の再選定や機器を防水タイプに変更するなど様々な対策が可能です。
それによって検温時間や検温人数に多少の変化があっても、機械の故障でダメになるよりはメリットが大きいので、使用場所の選定は確実に安全に使用できる場所を選びましょう。
このように検温機器をレンタルする際はいくつかポイントを押さえて短期レンタルすると、自社にあった検温機器が導入しやすくなりますし、購入よりもランニングコストが少なく済みます。
検温機器の短期レンタルする際に気を付けたい【ガイドライン】
短期レンタルする検温機器を選定し場所を確保しても、重要なのは【ガイドラインに遵守しているかどうか】です。
現在はイベント会場を選ぶだけでも一苦労ですが、人気の会場は殆どが抽選によって開催できるイベントを決定しています。
この抽選は約7カ月~6カ月前から行う場合が多く、その抽選に当選したイベントが開催予定となります。
ですが、当選してもそこから本申し込みを行い、イベント開催の施設利用料金の支払いを経て初めて開催できる流れになります。そしてここからが重要です。
イベントの開催者は集客予定人数を把握し、各都道府県に相談する事が必要になってきます。もちろんこの相談とは感染症防止対策についてです。
そしてこの感染症防止対策に対するガイドラインは様々イベントの種類ごとにわかれています。
一例として『スポーツイベント』を見てみましょう。
厚生労働省が定めたガイドラインでは、スポーツイベントを開催する際には1000人を超える場合は各都道府県に感染症防止対策の相談にいかなければなりません。
また、新型コロナウィルス接確認アプリのCOCOAの導入や飛沫感染防止の対策、イベントを開催後に主催者が確認すべき事項などがびっしりと記載されています。
このガイドラインにも
『スポーツイベントの主催者はイベント当日に下記情報を主催者が保存できる形で提出を求める事』として【氏名・年齢・住所・連絡先】を個人情報の取扱いに十分に配慮したうえで提出させる旨が記載されています。
そしてイベント当日の体温の測定についても記載されています。
もちろん体調確認は主催者側が行うべきですが、重要なのは【ガイドラインに則った基準】で行う事でしょう。
イベント主催者が『どうしても集客したい』という気持ちが強いあまり、この基準を勝手に低くしてしまうと、万が一の場合には手の打ちようがありません。
『これ位なら大丈夫』は通用しないのが昨今の新型コロナウィルスです。
ですがその判断基準を明確にしているのが【ガイドライン】です。
イベント開催で最も重要な【入場ゲート】での徹底的な検温と体調や渡航確認、住所や氏名等の提示を丁寧に行う事がクラスター発生を防止できる重要な役割になってきます。
検温と一言で言ってもその役割は重要で、機器選びや使用箇所の選定を丁寧に行う事でイベントの開催もスムーズに行う事が出来るでしょう。
アドレックスでは大規模のイベントでも活用できる、モニター付きのサーマルカメラ(AI検温アラームシステム)のDS-43S-AIや小型タイプのKS-Compactを1日から短期レンタルできるプランを提供しております。
イベントなどを開催予定のお客様は是非ご活用下さいませ。