2021.05.13 BLOG
AI検温アラームシステムDS-43S AI+とKS-Compactが新型コロナ対策に有効な点を改めて紹介!
昨今の新型コロナウィルス蔓延によって、2年前とは状況がガラッと変わっていると思いますが、皆さんの身のまわりでも毎日変化している事と思います。
その一番は【検温】でしょう。
今や各企業、各職場で毎朝の検温は義務化されているところも多いのでは無いでしょうか。
毎朝体温計で測って、それを職場で記録するのは大変です。
今回はそんな個々の手間を極限まで省き、最新の技術によって開発された【非接触型】の検温アラームシステムを2台ご紹介すると共に、その機器が今導入すべき理由も改めてご紹介します。
DS-43S AI+
まず、はじめにご紹介するのがこのDS-43S AI+です。
こちらは大型のモニターと最新のサーマルカメラが一体型となった自立式検温機器で、1回の検温最大人数は20人となっています。
多くの企業の場合、小型のガンタイプ検温器で1人1人検温し、それを紙かPCで記録・保持というのが多いと思われますが、こちらは全てが自動記録となりますので管理面から見ても人件費の抑制に繋がります。
また、顔認識後の検温開始から終了までの時間が約0.5秒/回となっている事から、いちいちカメラの前で立ち止まって1人1人検温する手間が無い為、スムーズに人の流れを忌むことによる密集の抑制も可能なので、従業員数の多い企業には欠かせません。
マスク装着時でも検温可能なので、マスク脱着時の感染も防ぐことが可能となっています。
以前はこの【非接触型】【サーマルカメラ】という分野は、主に工業用として用いられることが多く、2020年初頭には工業用と人体用を誤って購入された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ですが工業用は主に
・火災時の壁内延焼を確認する為のもの
・壁面劣化等による水漏れ箇所の特定の為のもの
ですので、検温幅が極端に低いか極端に高いかでした。
これを人体用に開発し、新型コロナウィルス感染を確認する為の1つの目安である【体温37.5℃以上】を判別できるようになりました。さらにDS-43S AI+ではその【検温精度】も±0.5~0.3℃以内という非常に高い精度を実現させている為、ガンタイプの検温器と遜色ない検温結果が期待できます。
次に、このDS-43S AI+の検温機器以外の利用方法をご紹介します。
主に電子式広告媒体=【サイネージ】としての役割も果たしています。
例えば【検温機器】の機器導入にあたって必要になって来るのが
1、設置個所の選定
2、設置のコストとランニングコスト
3、コロナ終息後の機器の行方
となります。
1の設置場所の選定は、設置個所が地上階なのか、ビルの地下なのか2階以上なのか、屋外なのか屋内なのかです。
2のコスト面は一概には言えませんが、少なくともこれだけの機能があるので安くはありません。企業によってはこの機器導入コストを生むことが難しい所もあるでしょう。
そして重要なのが3の【コロナ終息後の機器の行方】です。
ただの検温機器に何十万円もの予算を投じ、それが使い終わったら廃棄では無駄にごみを増やすだけでなく、金銭的にも意味がありません。
これを解決したのがこのDS-43S AI+で、検温時以外はデジタルの広告看板になる為、商業施設等で来客時には検温器として、それ以外では広告看板としての役割を果たしています。
そしてこの広告自体も自社の広告を設定し、好きな画像、POPを選べるので、このコロナ禍においても販売業にとって欠かせない物となりました。
企業から見ても自社製品の広告や自社の取り組みを社外にアピールする事が可能という事で、この検温器の導入が進められています。
KS-Compact
次にご紹介するのがこのKS-Compactです。
名前の通り、サイズは幅300mmというコンパクトな検温機器です。
ですが見た目以上に高性能という事で、様々な企業への導入実績があります。
こちらもDS-43S AI+と同様、最新のサーマルカメラを備えたモニター付きの検温機器ですが、同時に複数人の検温は不可となります。
モニター自体がタブレットとほぼ同サイズで、顔の認識が複数人だと難しくなる為です。
ですが、2種類の設置方法があり、
1、卓上タイプで、設置高さを自由に決めることかできる。
2、自立スタンドによって設置個所を自由に決めることが出来る。
この2点は先程の検温器にはなかったメリットです。
【設置場所が自由】というのはそれだけで導入条件をクリアするぐらい重要で、男性客メインの店舗や、女性客メインの店舗、又は男性・女性・子供等様々な来客が予想される店舗等使い分けが出来るという事になります。
例えばビルの2階にある飲食店において、最初にご紹介した機器を導入する事はまず難しいでしょう。それは
1、設置できるほど広い場所を確保できない。
2、機器導入のための予算が確保できない。
3、そもそも設置するほど集客が見込めるか不安。
といった事が挙げられます。
この為、KS-Compactのような小さいサイズで高い性能を持つ機器導入が中小企業を中心に行われている訳です。
このKS-Compactには、【発熱者を検知する】というシステムも組み込まれており、仮に発熱者がカメラの前に来た段階で警告ランプと警告音で周囲に知らせてくれます。
また、検温時間も1回あたり0.5秒と高速でその後差は±0.3℃以内という高性能です。
そしてこちらも検温時以外にはサイネージとしての利用が可能ですので、中小企業、特に飲食店や小型のショップにおいては非常に助かります。
そして最も重要なのが【設計自体がシンプルである】という所でしょう。
検温機器を導入したはいいものの、使い方がいまいちわからない。データの収集方法が分からない。サイネージのやり方は?等、もったいない使い方をしている場合も多くあります。
そんな不安を解消しているのが重要なのです。
このKS-Compactは使い方も至ってシンプル。
モニター右下にあるマークをタップし、【何がしたいのか】を目で見てわかる8項目に分類しています。
この中ではパスワードの設定やデータの同期、各アカウントの設定等も簡単に出来るようになっており、機械操作が苦手な方や高齢者の方にも使いやすい安心設計です。
また、こちらのKS-Compactでもマスク着用のままの検温が可能です。
従来、マスク着用有無での検温判断は難しく、検温そのものが出来ない傾向にありました。それはカメラによる【顔認証】が出来ない事が主な原因です。
それを改善し、そもそも【マスクの着用が前提】とする事によりマスクをしたまま検温が可能になり、記録自体もマスクを着用したままの検温記録には【1】していなければ【-1】というように記録されるようになったのがこのKS-Compactです。
そして検温をするだけでなく、しっかりとそれを【記録】出来るのも魅力です。
前述した設定箇所には個々のアカウントを設定出来るようになっています。
これで【だれが・いつ・どこで・どのような状況で(マスクの着用有無)検温したのか】が即座に記録され、そのデータは管理端末によって管理されます。
この管理システムの登場により、『実は感染していた』『どのタイミングかわからない感染者が発見された』『後々クラスターが発生してしまった』等の感染後の行動管理にも活用できるため、来客用のみならず従業員用としても非常に高い効果が期待できるでしょう。
最後に2つの機器に共通している事は、【完全非接触での検温】という部分です。
多くの検温機器の場合、ガンタイプ(引き金式)のものが多く流通しており、測定箇所は非接触ではありますが、その引き金部分は接触型です。
1人がその役割を最初から最後まで休みなく行う事が可能な企業はそれでもいいかもしれませんが、ほとんどの企業は無理でしょう。
誰が、どこで、誰に、いつ、どのくらいの時間接触していたか迄は分かりません。
少しでも感染の可能性をなくしたこの2台が非接触型検温機器として従業員や顧客を守るという意味でも導入数が多い事が納得できます。
最後に
今回は改めてこの2つの非接触型検温機器をご紹介させて頂きました。
その理由として挙げられるのは、新型コロナウィルスの変異株の蔓延が大きいです。
従来の新型コロナウィルスよりも感染力の強い【N501Y変異】のウィルスをはじめ、最新の【インド型】では【二重変異】や【三重変異】等も確認されています。
ウィルスの変異自体は珍しいことではありませんが、それだけ感染力が増し、感染経路が分からない場合が多くなるという事です。
個々の感染防止対策を徹底した上で、今の企業に求められている事はいかに感染者を生まないか、いかに感染者の管理ができるかという部分ではないでしょうか。
今回ご紹介をした2つの検温アラームシステムは、アドレックスで取り扱っておりますので、導入をお考えの方がおりましたらお気軽にご相談くださいませ。
製品情報
- 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
- 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
- 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
- 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。