2021.07.14 BLOG

【新型コロナ対策】ワクチンの接種状況と接種に関して事前に知っておきたいこと

昨年から猛威を振るう新型コロナウィルスですが、その感染には未だ歯止めがかかっていません。

そんな中で打開策となり得るワクチン接種。

ですが、現在世界的にみると日本は接種自体かなり遅れています。

 

今回は

①日本のワクチン接種の現状と接種する際の注意点

②ワクチン接種のメリットとデメリット

 

この2点に軸を置いてみていきます。

 

新型コロナのワクチン接種状況の現状・注意点

 

 

まずは【ワクチン接種回数(2021年7月5日現)】をランキングで見てみましょう。

1位は中国で12億9603万7千回と世界的に見てもダントツです。この要因としてはワクチンが国内開発出来ている事が最大でしょう。

人口の多さも世界トップクラスですが、新型コロナのワクチン接種が開始されるまでのスピードもかなり速く、昨年1月から約1年で正式に接種が開始されているところを見ると、日本の遅れが目立ちます。

 

2位はインドです。インドは1日の接種回数を861万回と世界最高の回数となっています。こちらも国内生産しているワクチンを接種している反面、一部は輸入ワクチンを使用しているのでワクチン自体の保有数はかなりあると思います。

また、この接種率の高さには【戸別訪問接種】が大きいとされています。

インドは富裕層と貧困層の格差が非常に激しく、従来はスマートフォンアプリで接種の予約などを行っていましたが、接種予約が殺到し予約自体が出来なくなってしましました。また、貧困層はそのスマホすらも持っていないのが現状です。

そうした状況を踏まえ、45歳以上の未接種者への戸別訪問接種を開始し始めるというインドのワクチン接種に対する積極性がこの接種率の高さを生んでいるのでしょう。

 

一方の日本はというと11位となり、先進国としてはかなり接種率が低い印象です。

これはワクチンの国内開発が出来ておらず、全て輸入に頼っている部分が大きいでしょう。

また、稀にワクチンの破棄等もおきているので、その分接種率は低くなるのかなという印象です。国内における高齢者接種はある程度完了しているとみていいと思います。

ですが、これから更にワクチン接種を行うべき若年層では、現在【ワクチン接種への不安】が渦巻いている事も事実です。若い世代の間では【ワクチンの効果】よりも【副作用】の認識がかなり悪目立ちしている印象を受けます。これはワクチンに対する正しい知識を持たないままに情報だけが独り歩きしているからでしょう。

では、実際にワクチン接種までの流れを再度確認して見ます。

現在、新型コロナのワクチンの接種には主に3種類存在し、

 

1、大規模接種会場での接種

2、職域での接種

3、在宅での接種

 

がメインとなります。

 

それぞれにメリットとデメリットがあるので確認して行きましょう。

 

大規模接種会場での接種

 

まず【大規模接種会場での接種】ですが、こちらは現在国内各地の主要都市部で行われています。会場では一度に30~50人程度がワクチン接種をしており、それに携わる運営スタッフの殆どが医療関係者の方々です。また、接種後30分以上はその場で待機してアナフィラキシーショックなどの後遺症を確認します。何もなければそのまま2回目の接種予約を行い帰宅という流れです。

 

メリットとしては

・現在最も早くワクチン接種が可能

・医療スタッフが対応しているので安心して接種出来る

・予約制の為、急な混雑などはない

・独身世帯等フットワークの軽い方にはおすすめできる

 

デメリットとして

・行くまでの手段が限定される

・そもそも予約が取れない

・ファミリー層には向かない

 

というものがあります。

一番の問題点は予約制であるが故にその予約が取れないと接種出来ない部分でしょう。

今の若い方たちには『待ってまで打つ』という認識はあまりなく、どちらかというと『打てる時に打てればいい』という認識が強い印象ですので、予約フォームや件数の拡大も行っていかなければなりません。

 

次に【職域での接種】です。

 

職域での接種

 

これは『働いている方の同居家族に限り、特定の場所での接種』が可能になります。

企業内での接種となりますので、大規模接種よりも規模は縮小していますが、しっかりとした管理体制での接種という部分は同じです。

こちらもメリットとデメリットを見ていきます。

 

メリットとしては

・職域という限定された空間なので、接触する人間も少ない

・企業内での接種なのでそこまで混雑が予想されない

・接種までに時間があるので、交通手段の検討が出来る

・大規模接種会場同様、医療関係者がしっかりと体制を整えているので安心して接種が可能

・接種券無しでも接種可能(後日提出)

 

デメリットとしては

・都内や主要都市部内で行うので接種までに他者と接触する恐れがある

・こちらも乳幼児のいる家庭にはあまり向かない

 

という事が言えるでしょう。

また、基本的には企業の本社のある場所の近くで接種会場が設けられるので、遠方に転勤されている方の場合には行きづらいという事も事実ではないでしょうか。

 

最後に【在宅での接種】です。

 

在宅での接種

 

これは現在、高齢者で在宅介護などが必要な方など特定の方限定の接種方法になります。

接種会場に足を運ぶことが出来ない等の理由から医療関係者が自宅まで行って接種し、容態を確認して頂けるので安心して接種する事が可能です。

 

メリットとしては

・各医療機関で接種の申請が可能(制限有り)

・医療関係者が対応しているので安心できる

 

デメリットとしては

・ワクチン接種に関する詐欺などが往行しているので注意が必要

・接種後に容体が安定していても、数日は経過観察の必要あり

 

という所でしょうか。

【大規模】【職域】【在宅】をみていきましたが、どの接種方法にも医療関係者による接種後の対応が確認出来ますので、万が一体調不良があったとしてもその場でしっかりと対応可能なので安心して接種できる環境が整っています。

 

 

新型コロナワクチン自体のメリットと副作用

 

 

さて、ワクチン接種において重要なのがその効果と副作用への理解です。

前述した通り、副作用だけが悪目立ちしている事が若年層のワクチン接種率低下につながっていると考えられます。一概には言えませんが、メディアが過剰に副作用を取り扱う事からSNSを中心に情報収集している若年層は【ワクチン=不安】という考え方になるのではないでしょうか。

 

ですが、新型コロナのワクチンはしっかりと研究されたものを使用しています。

アメリカの疾病対策センターでも副作用などの研究が行われており、その結果世に出されている物なので、正直そこまで不安があるとは思えません。

むしろ接種せずに人ごみに入り、感染の可能性が高いままで生活する方が億劫ではないでしょうか。

 

メリットとしては

・今後の生活では『ワクチンを接種しているかしていないか』が重要視されやすい

・自分が感染しない為でもあるが、周囲の為にもなる

・費用が一切かからないので金銭的負担はない

・職域接種の場合、接種券が無くても摂取可能で、後日提出でOK

という事でしょう。

 

また、ワクチンとは【毒性を限りなく0に近い状態にしたウィルス】で、それを体内に取り入れることで【抗体】を作り、感染しにくい身体にするというものです。その副作用としては多種多様で、一番目立つがアナフィラキシーショックになります。ですがこのアナフィラキシー自体起こる事がかなり珍しいものです。アナフィラキシーとは『アレルギー反応を身体が過剰に感じた場合に起こる免疫の暴走』で、これはアレルギー反応を引き起こしやすいもの【蕎麦やいちご、卵、乳製品】等でも十分起こり得るものです。よく聞くのがスズメバチでしょう。スズメバチに2回刺されると重症化しやすいというのがアナフィラキシーショックです。

 

ですが、【2度目に刺された場合】に起こり易いので、一度目はあまり症状が出るという事がありません。

この事からもワクチン接種を1度受けたら4週間の時間を置いて、身体になれさせた後に2度目の接種を行う事で、よりワクチンの効果を確かなものにしているのです。

 

その他にも吐き気や発熱、だるさが残る場合がありますが、それは1~2日程度体内に落ち着かせるためには必要な過程です。しっかりと療養しておけばいつも通りの生活に戻る事が出来ます。

この事からもワクチン接種は積極的に参加し、しっかりと療養することが重要です。

 

今回のオリンピック開催においても重要視されているのが選手・関係者の接種ですが、個人的には運営に携わる【ボランティアスタッフ】だと感じています。

例え選手や関係者の接種が100%だとしても、開催国の国内運営スタッフが未接種となれば開催自体が危ぶまれてしまいます。

 

最後に

新型コロナワクチン接種の現状を見ることで、今後の対応も見えてくるのでは無いでしょうか。

しっかりと接種を終えることで自分自身もそうですが、一緒にいる家族や職場の中での感染も防止出来ます。

若年層の方々の接種が進むことで感染防止に繋がり、新型コロナウィルスの根絶への第一歩であるという事は間違いなさそうです。

 

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製品情報

アドレックスの検温アラームシステムのスペック表
  • 本製品で測定されるものは体表温であり、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。また計測によりウィルスの感染を判断するものではありません。
  • 本製品によるスクリーニングで発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温を推奨いたします。発熱が確認された場合別途、医師の判断を仰いでください。
  • 本製品は、薬事認証を取得した医療機器ではありません。
  • 本製品を用いた診断などの医療行為にはご利用頂けません。
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